農学部植物資源科学コース
白石菜奈美
神奈川にある実家周辺の植物



ヒヤシンス

キジカクシ科 ヒアシンス属

花期は2月〜4月。地中海東部沿岸からイラン、トル クメニスタン付近原産。野生品種は青紫色であるが、園芸品種では暖色まで幅広い花色が存在する。草丈はおよそ20センチメートル。大まかにダッチヒヤシン スと二つの種類があり、一般に見かけられるのはオランダで栽培されるダッチヒヤシンスである。日本には1863年に渡来。耐寒性の秋植え球根であり、鉢植 えのほかに水栽培も可能である。一本の茎に小さな花をたくさんつける。花は香りが強く香水などにも利用される。







サクラ

バラ科 スモモ属

原産地 はヒマラヤ付 近だと考えられている。落葉広葉樹であり、鑑賞用のほかに実、花、葉の食用にも栽培される。日本でもっとも普及しているサクラはソメイヨシノである。明治 以降、日本で多く植えられた。サクラは突然変異が多い植物であり品種改良が盛んにおこなわれてきたため、花色や花形が豊富である。一重、半八重、八重など がみられる。しかし自不家和合成をもつものも多いため、その形質が子孫に残されないこともおおい。雌雄同株であり、樹皮には水平方向の皮目が見られる。葉 の縁は鋸歯であり、薄く細毛が生えているものも多い。開花期間は一週間ほどであるが、雨が降ると早く散り、気温の低い春には花が長持ちする。




アジサイ

アジサイ科 アジサイ属

花期は6月〜7月。原産地は日本。原種はガクアジサイであり、品種改良されたものをセイヨウアジサイと呼ぶ。樹高は1〜2メートル。一般に花と思われてい る部分は大きく発達した額であり、花序を縁取るように並んでいる。中央には退化した雄蕊10本と雌蕊3~4本である。花の色は土壌のphによって変わる。 土壌が酸性なら青色、アルカリ性なら赤になる。これには根から吸収されるアルミニウムイオンの量の変化がかかわっている。葉は光沢のある卵型であり、周囲 は鋸葉状。また、本種は有毒植物であるため取り扱いには注意が必要である。




ハクモ クレン

モクレ ン科モクレン属

花期は 3〜4月。原 産国は中国。樹高は10〜15メートル。春になると新芽が出る前に大型で厚みのある白い卵型の花を上向きに咲かせる。シモクレンと比べて開花時期が早く、 花は咲いてから2〜3日で枯れてしまう。満開時に強い方向を漂わせるのが特徴。通常モクレンと呼ばれるのはシモクレンのことで、ハクモクレンとは区別され る。

 




アリウム・ギガンチウム

ヒガンバナ科 ネギ属

多年草の球根植物。花期は5月〜6月。原産国はヒマ ラヤ。草丈は20センチメートルから1メートルになる。花は散形花序であり、1000個近くの花が密集して直径20センチほどのネギ坊主を形成する。花の 一つ一つは紅紫色で花被片が6枚ある小さな花である。葉は幅5センチメートルほどの 状であり、根元から線形に生える。

 





サフラン

アヤメ 科クロッカス属

花期は 10〜11 月。原産国は西南アジア。草丈20〜30センチメートル。サフランはクロッカスの仲間の球根植物であり、食用をサフラン、鑑賞用をクロッカスと呼び分けて いる。また、クロッカスは春に花をつけ、サフランは秋に紫色の花を咲かせる。花は一株に最大4つつけ、3本ずつある深紅の雌蕊は乾燥後に調味料や着色料に 使用される。また、香りの主成分には沈痛作用があり、漢方としても利用される。収穫量が少なく非常に貴重である。ただし過剰な摂取は体に悪影響をもたらす ため、使用には注意が必要である。





クリス マスローズ 

キンポ ウゲ科 クリスマスローズ群

クリス マスローズと はクリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲルを指した呼称である。原産国は東ヨーロッパからバルカン半島、トルコ、シリア。花のように見える部分は額 片であるため、鑑賞期間が長いのが特徴。本来の花弁は蜜片として残っている。種類は大きく分けて有茎種と無茎種に分けられる。品種改良が盛んにおこなわれ るため葉の形、花の色、柄、香りなど多様である。夏には休眠状態となり呼吸のみを行う。


八重咲 きマーガレット

キク科  モクシュンギク属 

半耐寒 性宿根草。花 期11月〜5月。原産国はカナリア半島であり、明治時代に日本に渡来した。草丈は30〜100センチメートル。モクシュンギクの園芸品種である。高温に弱 く夏には生育を中止する。マーガレットの花の形は八重咲き以外にも一重、丁字、ポンポン咲きなどがあり、変化に富んでいる。葉は羽状に裂けて春菊にいてい る。





ムスカ リ

キジカ クシ科ムスカリ属

花期は 3月上旬〜4 月下旬。原産地は南西アジア地中海沿岸地域。草丈は15〜20センチメートル白い卵型の鱗茎から細くやや肉厚な葉を出し、直立する15〜30センチメート ルの花茎に3ミリほどのつぼ型の花を多数つける。瑠璃色がメジャーであるが近年では桃色や白色の品種も見られる。強健であり半日陰でも花を咲かせることが 可能である。



キダチダリア

キク科 ダリア属
花期は11月下旬〜12月上旬。原産はメキシコ、中 米、コロンビア。草丈は3〜4メートル。高地・山地の植物で標高1500〜1700メートルの場所に生育し、塊茎を有する多年草である。下を向いて咲く花 はピンク色の舌状花であり、直径20センチメートルほど。茎はもろく竹のような膨れた父子のある四角形であり中空で木化する。葉は大きな羽状複葉が展開さ れている。繁殖は種子のほかに挿し芽でも可能である。


ハイビ スカス

アオイ 科フヨウ属

夏から 秋にかけてよ く開花するが、適温があれば一年中花をつける。原産国はハワイ諸島、マスカレン諸島。樹高2〜5メートル。南国熱帯地域に分布している。鑑賞用以外にも繊 維用や食用などにも栽培されている。花色や花形が豊富であり、白、赤桃、橙、一重、八重などがある。漏斗型で花びら5枚,がくは筒状で5裂している。葉は 互生濃緑色で卵型、縁には粗い鋸歯がある。





























































































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