松本キャンパス周辺の庭木
16J2058A 西守昭人 

〈ドイツトウヒ〉
ヨーロッパ産でマツ科の常緑針葉樹、別名はオウシュウトウヒ
枝葉が垂れており、枝の表面はタイル状になっている。
葉は色が濃く、断面はひし形で、枝に対してらせん状についている。
幹肌が崩れやすく強くこするとボロボロと塊になって剥がれ落ちる。
樹齢の若い時はドイツトウヒとモミの木とを見分けることが難しい。しかし前者は小枝に溝がなく、後者には溝があることをもって区別することができる。
このこともあってか、ヨーロッパではクリスマスツリーとして 利用されている。
 
〈ハルニレ〉
日本産でニレ科の落葉高木樹、漢字で書くと春楡
樹高は30メートルにも達し、日本産のニレ科では最大である。
枝が幹の上部で分かれている。
樹皮の色は暗い灰色。表面は縦に皺のような不規則な裂け目でおおわれている。
葉は互生で卵型、細かな鋸歯が見られる。
名前の通り春に花をつける。日本中に分布する。                                                                       


〈キンメツケ〉
日本産でモチノキ科の常緑広葉樹、園芸用の品種であり原種はイヌツゲ
樹高がかなり低く1〜2メートルほどにしかならないが、枝を大きく横に広げる。
葉は互生であり楕円型、また、分厚く表面に光沢がある。ツゲ科は主に葉が対生であるが、イヌツゲとキンメツゲは互生である。
ほとんどイヌツゲと差異はないが、新芽が黄色いこと、葉がイヌツゲより小さく密生していることがキンメツゲの特徴に挙げられる。

〈ニワウルシ〉
中国産でニガキ科の落葉高木樹、別名はシンジュ(神樹)
ウルシと名がついているがウルシとは全くの別物であり、触ってもかぶれたりはしない。
樹高は10〜20メートルに達する。
葉は互生の羽状複葉であり、枝の先に密集してついている。小葉は先の方が鋭くなっており、槍の笹穂のような形をしている。
樹皮の色は暗い灰色。浅い割れ目が所々に見られるが、全体的には凹凸が少ない。
神樹の名の意味は「神聖な木、神の宿る木」というものではなく、「神の住む点にも届きうる高い木」である。


〈タカトオコヒガンザクラ〉
日本産バラ科モモ亜科スモモ族の落葉樹、キンキマメザクラとエドヒガンとの交配種である
葉は互生。
花は薄いピンク色。開花は年によって時期がズレる。
昭和35年2月に長野県の天然記念物に指定されており、「天下第一の桜」と呼ばれている。



〈アカマツ〉
日本産マツ科の常緑高木樹
木の皮が剥がれると赤っぽい色の幹肌があらわれることが名前の由来。クロマツは幹肌が黒い。
葉はクロマツに比べ柔らかく、先も鋭さを欠いている。二葉松であり、断面が半円の葉が根元で二つまとまって枝についている。(五葉松と呼ばれるものは星形 に分かれている)
葉の量もクロマツに比べると少な目。
幹はやや直立気味。
アカマツ林では秋にマツタケが取れる。





































































































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