植物生態学ゼミ 
農学部 植物資源科学コース 尾関陽多 16A3010B 「美ヶ原高原の植物」

pinus pumila
ハイマツ(Pinus pumila) マツ科マツ属

シベリア〜日本北部にかけて生育、日本が生育できる南限となっている。温暖化の際に日本に取り残され、高地に逃げ込んだ氷河遺存種である。動物散布種子 (マツボックリ)を持ち、伏条更新と枯死を繰り返しながら一生の間に100メートル近くも位置を移動することがあると言われている。


senecio flammeus var-glabrifolius
コウリンカ(Senecio Flammeus var−glabrifolius) キク科コウリンカ属

花期:7〜8月 草丈:50〜60cm 生育地:草地
在来種であり、漢字は紅輪花。反り返るほどの舌状花を持つ。茎は分枝せず、直立する。根生葉はさじ形。茎葉は互生である。広倒披針形、基部はやや茎を抱 く。茎頂に直径3〜4pの頭花を6〜13個、散房状につける。舌状花は10〜15個つき、舌部は線形、濃赤橙色、はじめ水平に、しだいに垂れ下がり、反り 返る。痩果には冠毛がある。



p.vulgaris ssp. asiatica
ウツボグサ(P. vulgaris ssp. asiatica) シソ科ウツボグサ属

別名:カコソウ 生育地:野山の草地や道端 草丈:10〜30cm
葉は対生で、長さ2〜5センチ長楕円形の多年草。花穂を矢を入れるうつぼにみたてられた。カコソウは夏枯草とかく、これは夏に花が枯れて黒っぽくなってい てもそのまま直立している様子から。


c. japonicum var. japonicum
ノアザミ(C. japonicum var. japonicum) キク科アザミ属

花期:6〜8月 草丈:60〜100cm 生育地:草地
各地で最もふつうにみられるアザミ。多年草。根生葉は夏季にも残り、羽状に中裂する。茎葉の基部は茎を抱き、鋭いとげが多い。頭花は紅柴色で直径4〜5セ ンチで枝先に上向きにつく。まれに花が白色のものがある。


c. punctata var. punctata
ヤマホタルブクロ(C. punctata var. punctata) キキョウ科ホタルブクロ属

花期:6〜7月 生育地:野山や丘陵 草丈:40〜80cm
多年草。根生葉は卵心形で花期に枯れる。茎葉は互生し、ふぞろいな鋸歯を持つ。ホタルブクロにはある付属体がない。ぶら下がって咲く花を提灯に見立てて火 垂をあてた、子供が花の中にホタルを入れて遊んだなどの説があるが、蛍袋と書くことが多い。また方言が多く存在することも特徴の一つ。 


geranium yesoense var. nipponicum
ハクサンフウロ(Geranium yesoense var. nipponicum) フウロソウ科フウロソウ属

生育地:亜高山〜高山の草原 草丈:40cm 花期:7〜8月
多年生草本。紅柴色の花を多数つける。和名の”白山風露”は石川県の白山に多いことからつけられた。


























































































トップに戻る