信州大学松本キャンパスの木々

農学部農学生命科学科森林・環境共生学コース
16A4001J  新井彩香


 場所:北門あたり
トチノキ
 Aesculus turbinata Blume


トチノキ科の落葉高木で、樹高は20〜25m。葉は小葉5〜7枚の掌状複葉で対生する。果実は、果皮が厚く熟すと三裂し、栗に似た褐色の種子を出す。

学名の"Aesculus"は「食べる」、"turbinata"は「倒円錐形の」という意味で、それぞれ実が食用・飼料になることからついたとされる。


*花言葉* 贅沢、健康、豪奢







  場所:中央図書館前
エノキ
 Celtis sinensis Pers. var. japonica(Planch) Nakai


ニレ科の落葉高木で、樹高は15〜20m。葉は単葉で互生する。葉身は左右非対称のひし形をしており、鋸歯は葉脈が縁に達するところから始まる。

榎という漢字は、夏に葉が多く茂り木陰をつくり好まれたから「夏」という文字がついたとされる。またこの木は一里塚に利用されたが、それは徳川家康が「一 里塚には余の木(松以外の木)を植えよ」と言ったのを家臣が「エノキ」と聞き間違えたからだという話が有名である。


*花言葉* 協力、力を合わせる、共存繁栄



  場所:北門あたり
ユリノキ
 Liriodendron tulipifera L.


モクレン科の落葉高木で、樹高は20〜30m。葉は単葉で互生し、光沢をもつ。枝の先端チューリップに似た花をつける。

学名の"tulipifera"は「チューリップ(のような花)をつける」の意味。また、葉も特徴的であるため、別名に「袢纏木」、「軍配の木」、「奴凧 の木」などがある。

*花言葉* 見事な美しさ、幸福、私を幸せにして












  場所:全学教育機構入り口前(3本あるうち正面向かって左)
メタセコイア
 Metasequoia glyptostroboides Hu et Cheng


スギ科の落葉高木で、樹高は25〜30m。葉は羽状に左右対称に対生する。

当初「化石」として発見されたため、絶滅したと種とされていたが、1945年現存することが確認されたため「生きている化石」と呼ばれる。学名の "Meta"は「後の、変わった」の意で、セコイアとは異なる種であるということ。








 場所:全学教育機構入り口前(真ん中)
ドイツトウヒ
 Picea abies Karst


マツ科の常緑高木で、樹高は30〜40m。葉針形で互生し、断面はひし形。枝肌はタイル状になっており、幹はうろこ状にはがれる。

ヨーロッパではクリスマスツリーに使われる。
ドイツのバーデン地方にあるシュヴァルツヴァルト(黒い森)の多くはドイツトウヒである。第二次世界大戦後、酸性雨によって多くの木々が枯死したことで有 名である。














  場所:全学教育機構入り口前(右)
ラクウショウ
 Taxodium distichum Rich.


スギ科の落葉高木であり、樹高は20〜50m。葉は短枝に左右交互に羽状、長枝にらせん状に互生する。

湿地を好むため、別名を「ヌマスギ」という。また、秋になると短枝ごと落下するため「落羽松」という漢字があてられた。

































































































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