農学部 農学生命科学科 森林・環境 共生学コース

森 健吾

                                                                                                               
信州大学 松本キャンパスで見られた樹木

                                                                                                        
                          

                         ヤマザクラ バラ科 サクラ属                                                          
             落葉広葉樹 単葉 互生 鋸歯


            
山地に生える温帯・暖帯の高木で、新潟県・宮城県以南に分布

する。花と葉を同時期に出す事で、他の植物よりも先に光合成を

始められる。花弁は五枚。
            
            
                   

                   エドヒガン バラ科 サクラ属


          落葉広葉樹 単葉 互生 鋸歯                                        
  
山地に生える温帯の高木で山形県・岩手県以南に分

布する。葉は花のくぁとに開き、楕円形。ソメイヨシノよ

り開花時期が早く、花弁は五枚。       
                           



            

           ソメイヨシノ バラ科 サクラ属

           落葉広葉樹 単葉 互生 鋸歯

オオシマザクラとエドヒガンの雑種と言われている。公園などに広く

植えられる高木。葉は倒卵形。花弁は五枚。
                     

                     ヤエザクラ(ヤマザクラ) 
       
 ヤエザクラは品種の1つではなく、八重咲きに花をつける
 
 サクラの総称である。人工種で、フゲンソウ(種が出来な

 い。)個体によって花弁の数は違い、最大で三百枚近くに

 達する例もある。
 
 



                        

              ベニカナメ(レッドロビン) バラ科 カナメモチ属

           常緑広葉樹 単葉 互生 鋸歯

 カナメモチ(野生種)の仲間。暖帯の小高木で、よく庭木として使わ

 れている。新芽は葉の色が赤いが、年数が経つと緑色になる。

                     

                   シラカシ ブナ科 コナラ属

         常緑広葉樹 単葉 互生 鋸歯

 照葉樹林に生える暖帯の高木で、新潟県・宮城県以南に

 分布する。葉の下面は白緑色で、狭長楕円形。鋸歯と

 側脈の数が等しい。



                        

                        ケヤキ ニレ科 ケヤキ属

                     落葉広葉樹 単葉 互生 鋸歯

 温帯・暖帯の谷沿いに生える大高木で、街路樹などに用いられる。

 放棄を逆さにして突き刺したような樹形をしている。よく似た同じニ

 レ科の樹木にムクノキという樹木があるが、ムクノキは葉が酷くざら

 つくため、葉に触れればすぐに見分けがつく。

                     

                   エノキ ニレ科 エノキ属

          落葉広葉樹 単葉 互生 鋸歯

 暖帯・亜熱帯の大高木で、人里にも多い。青森県以南に

 分布する。葉が基部で左右非対称になっている。赤い実

 をつける。昔、距離を見るための一里塚に植える樹木と

 して使われていた。



                        
                        

                        カツラ カツラ科 カツラ属

                落葉広葉樹 単葉 対生 丸みを帯びた鋸歯

 温帯・暖帯の谷沿いに生える高木で、国内に広く分布している。

 葉は円形・広卵円形で、葉の基部がハート型にくぼんでいる。鋸歯

 の先端に透明な小球、腺点がある。茎が薄赤色をしている。
                     

          トチノキ トチノキ科 トチノキ属

         落葉広葉樹 掌状複葉 対生 鋸歯

 温帯の大高木で、広く分布する。小葉は倒卵状長楕円
 
 形。五枚から七枚の小葉からなる掌上複葉。トチノミとい

 われる実をつけるが、有毒(サポニン)。1ヶ月ほど水につ

 けて毒を抜く。

 


                        

                       ザクロ ミソハギ科 ザクロ属
       
           落葉広葉樹 単葉 対生 全縁

 小アジア(トルコ・イスタンブール)原産の小高木。短枝は束生。
 
 果実のこともザクロと言い、赤い。初夏に鮮紅色の花をつける。

 

                     

                       フジ マメ科 フジ属

     落葉広葉樹 奇数羽状複葉 互生 つる生

 青森県以南に分布する。つるは右巻で、多数の花をつけ

 る。九枚から十三枚の小葉からなる奇数羽状複葉






                       

                    イチョウ イチョウ科 イチョウ属

                落葉針葉樹

 中国原産の高木。葉の見た目は広葉樹に見えるが、裸子植物であ

 るため針葉樹。繁殖力が強く、人為的に植えられることも多い。実

 は銀杏。雌雄が分かれており、近くに異性の個体がいないと実はつ

 かない。 
                      

                コノテガシワ ヒノキ科 コノテガシワ属
    
                常緑針葉樹

 朝鮮・中国北部に分布する高木。枝葉はほぼ垂直に出

 ていて、表裏の区別がない。日本では園芸品種のセン

 ジュが広く植えられており、公園、庭などによく植えられ
 
 ている。



                       

                    ウラジロモミ マツ科 モミ属

                常緑針葉樹

 モミよりも寒冷な気候を好み、福島県から四国までの温帯北部から
 
 亜高山帯まで分布する高木。1500メートル以上からシラビソといれ

 変わる。葉の裏の気孔線が白く、枝はタイル・ブロック状になってい

 る。

                      

                 シラビソ(シラベ)  マツ科 モミ属

                常緑針葉樹

 1500メートルから2500メートルの亜高山帯に分布する高

 木。日本の固有種である。気孔線が白いが、枝はタイル・

 ブロック状ではない。


































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