オオイヌノフグリ(写真右:外来種 写真左:日本産) オオバコ科 クワガタソウ属。外来種はユーラシア・アフリカ原産である。二年草。葉は、茎の上部では互生、下部では対生し、鋸歯がある。3〜5月頃にルリ色の花を一輪 つける。 オオイヌノフグリが花柄(かへい)を持つのに対し、茎が直立しているタチイヌノフグリは持たない。 |
カラスノエンドウ マメ科 ソラマメ属。花が散るとマメを実らせる。よく似た仲間に、スズメノエンドウとカスマグサがあり、この三種は花やマメのサイズが異なっている。カラスノエン ドウはスズメノエンドウより大きく、カスマグサはカ(ラス)とス(ズメ)の間の大きさであるためこうい呼ばれている。 葉の形状は比較的特殊な羽状複葉(うじょうふくよう)である。ニセアカシアなどのマメ科に多く、小葉が集まって一枚の葉を構成している。 また、三種とも先端がつる状になっており、カラスノエンドウとスズメノエンドウはそのつるが3つに分かれるが、カスマグサはそうなっていない。 三種ともマメ科のため、いずれも蝶型の花をつける。 |
木の異常1 この木はケヤキだが、日の光が当たる場所に位置している枝にもかかわらず葉がついていない様子が確認できる。これは、枯れている証拠である。この枯れ方を 梢端枯損(しょうたんこそん)と呼ぶ。梢端枯損は、その枯れ具合により五段階で評価される。 本当は枯れるべきでない場所が枯れている理由は、根っこが正常に機能していないからであると考えられる。 |
木の異常2 この木はサクラだが、特定の枝には葉がついていない。その理由は、普通ひとつの根っことひとつの枝はお互いにパイプで繋がっている(この構造のことをパイ プモデルという)が、工事などで根っこの一部が切られてしまうことで、本来根っこが吸収するはずの植物に必要な三元素〈窒素〉〈カリウム〉〈リン〉や水が 運ばれず、そこに繋がる枝には葉がつかなくなってしまうと考えられている。 |
メタセコイア スギ科。外来種で、中国四川省原産。別名アケボノスギ。 ラクウショウが湿地に生えるため気根(きこん)を出すのに対し、メタセコイアは湿地に生えないため出さない。しっかりした葉が左右対称についており、幹に は縦に筋が入っている。また、2〜3月に花を咲かせる。 |