理学部 理学科 物質循環学コース
16s6011c 後藤田 葵
乗鞍岳・上高地の植物


ヨツバシオガマ(シオガマギク属)
北海道から中部地方以北の高山帯に生育している。高さは20〜25センチ。花期は6〜8月で、薄紫色の太くて短い花弁が数段に重なり輪生する。乗鞍岳で見 つけた。剣が峰を登るためにバスで付近まで上がったところに咲いていた。



ハイマツ(マツ属)と倒れた木
常緑低木。主幹は地を這い通常1〜2メートル。直径は5〜20センチ。葉は針形で細長く、長さ3〜5センチ。花は6〜7月。北海道、本州以北の高山帯に生 える。手前の木は強風により倒れたものである。ハイマツは強風が吹いても耐えることのできる背の低い木である。剣が峰を登っている途中に見つけた。




コマクサ(ケシ科)
花は紅紫色で、長さ2センチほど。高山植物の女王として知られる。高山の砂礫が安定しないガレ場に育つ。
土壌が安定してほかの植物が侵入してくるところには育たない。全体として馬の顔に似た形で、そのためコマクサ和名がついた。剣が峰を下っている時に見つけ た。




ウツボグサ(シソ科)
花は濃い紫色の唇型。長さ2センチくらい。7月〜8月にかけて花が咲く。日当たりのよい草地に生育する。上高地で見つけた。上高地では歩道脇の草むらや工 事の跡地などに何株かかたまって生えているのがよく見られている。この日は雨で歩くのが大変だった。




ジャコウソウ(シソ科)
多年草。花は7月〜9月に咲く。体長50〜100センチ。半日陰を好む。上高地で見つけた。




シラビソ(マツ科)
花は6月に咲き、実は10,11月につける。亜高山帯に生育する常緑針葉樹。上高地は生育地の下の限界に当たる。
体長は20メートル。




ミヤマカラマツ(キンポウゲ科)
花は白色。花は6〜7月。カラマツソウの花に似ているが、やや小さく、個々の雄しべがわずかに太め。体長は30〜80センチ。林内の日陰にもあることが多 い。多年草。上高地で見つけた。




ニッコウキスゲ(ワスレグサ科)
花は橙黄色。6〜7月に咲く。ユリの形で長さが10センチほど。体長80センチほどである。草原や湿原に生育する。
上高地で見つけた。上高地では、各所の湿原に咲くがそれほど多くない。しかし、より標高の高い山腹斜面の草地には場所によって群生している。花時には斜面 一帯がオレンジ色に埋め尽くされているのが河童橋からも見えるそうだ。花の数は多いが個々の花の寿命は1日だけで、朝開いて夕方にはしぼむ。

















































































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