直線上に配置
委員長挨拶

「自然の彩」は信州大学理学部が中心となって行うオープンキャンパスです。「自然」シリーズで毎年テーマを変え、7回目の今年のテーマは、松本市制100 周年記念「松本 100 彩」にちなんで「彩 (いろどり)」です。

日本は四季の変化に富んだ美しい国ですが、その中でも信州は特に「彩」に富んだ美しい場所であるといえます。春は桜などの花々、夏は樹々の緑、秋は紅葉、冬には雪山など、数え上げればきりがありません。このような「彩」が今回のテーマです。ここにあげたような「彩」は皆さんが普通に見て感じることが出来るものですが、自然の中にはもっと色々な「彩」が隠れています。例えば、普通に見られる石でも、薄く切って顕微鏡で見れば様々な鉱物が輝いて見えます。ある種の薬品を混ぜ合わせれば幻想的な色の変化を楽しむことが出来ます。またとても簡単な数式が、複雑で不思議な模様を描き出してくれます。このように、普段あまり見ることが出来ない「自然の彩」も色々と用意しました。まずは理屈抜きに楽しんで下さい。そして次に「なぜだろう」と考えて下さい。その先に私達が学び、研究をしている「科学」があります。

私達はこれまで以上に地域との連携を深めて行きたいと考えています。多くの方々に来て頂くことで、大学をより身近なものに感じて頂ければ幸いと思っています。今年も会場で多くの人達と会えることを楽しみにしています。

信州自然誌科学館 2007 「自然の彩」実行委員会
委員長 花木 章秀

『自然の彩』へもどる
直線上に配置