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公開特別講演会
 
日時 : 8月4日 10:00 ~ 12:00
 

【講演1】「巨大望遠鏡で挑む、遠方天体の多方向観測」

三澤 透 先生

【講演要旨】
 私たちが目にする宇宙の姿はほぼ例外なく平面的です。天体があまりに遠くにあるため、その姿を右から見たり、左から見たりすることができないからです。しかし「重力レンズ」とよばれる現象を利用すると、地球にいながらにして天体の異なる角度の情報を得られる可能性があります。すばる望遠鏡を用いたそのような観測を紹介するとともに、観測天文学のこれからを考えたいと思います。

【プロフィール】
1974年長野市生まれ。国立天文台、ペンシルベニア州立大学、理化学研究所の研究員を経て、現在、信州大学全学教育機構准教授。専門は観測天文学で、ハワイ島にあるすばる望遠鏡などを用いた遠方銀河の分光学的研究を行っています。

 
 

【講演題目2】「南海トラフの巨大地震と松本の地震災害」

角野由夫(すみの よしお)先生

【講演要旨】
日本は世界有数の地震災害大国です。最初に、地震の正体や、日本列島の地震活動の状況と一昨年3月の東北地方太平洋沖の巨大地震について解説します。そして、次に長野県を含む中部山岳地域の地震活動について説明し、最後に過去におきた南海トラフの巨大地震による松本盆地の被害についてお話し、地震災害の軽減に向けての意識を深めます。

【プロフィール】
1949年東京生まれ。名古屋大学地震火山観測センターを経て、現在、信州大学理学部教授。専門は地殻変動で、人工衛星を用いて北アルプスや松本盆地の地殻活動を研究しています。