試験について2017(物化II)

採点が終了したので、結果を掲示します。(2/2)

物理化学II 2017 年度 試験

  • 2018 年 1 月 29 日(月) 9:00 ~ 10:30
    3 番講義室
  • 教科書、ノート、スマホ等の使用禁止
  • 電卓使用可(希望者には貸与)
  • 合格点は下記と合わせ合計 60 点以上
  • まめテストの成績、出席点を加点。ただし出席率 7 割以下の人は(事情がある場合を除き)出席点の加点なし
  • 再履修者は昨年分の得点の20%を加点

試験範囲は授業で行ったところ Chap.27, 16, 23(1節のみ), 17, 18 です。
問題の一部は演習問題(現在21問)、確認テストの類題を出題します。

平均点64点
最高点97点
 問題 コメント
1 (79%) 巨視的量と微視的量をつなぐ考え方について問いました。運動量変化と力積の関係について言及する必要があります。
2
(1- 65%)
(2-62%)
分子運動についての問題です。
(1) 1方向の速さの分布 f(ux)との混同に注意する必要があります。温度が上がるにつれ、速さの大きい分子の割合が増えます。確率を表しているので、グラフの面積は1になります。グラフの形を何となく覚えるだけでなく、数式とグラフの形状について考えてみるとよいでしょう。
(2) 分布関数 F(u)u をかけて積分すれば u の平均が求まります。定義域(0~∞)について考えてほしかったので、定義域が違っていたものは減点しました。定義域について F(u) を単に積分する(分布関数の面積を求める)と 1 になるよう係数が調整されています。
3 (58%) 単位を含めた計算の方法は何度か扱いました。間違えた人は良く確認しておいてください。
4
(1-77%)
(2-45%)
(3-67%)
基本的な用語を問う問題です。正確な理解を目指してもらいたいと思います。
5 (66%) 作図問題でした。相転移時に変化するのは \bar{V} です。
(2) 気体の時の体積まで意識されていれば(圧力が倍だと半分)満点です。
6
(55%)
分配関数はなじみにくいですが、出てくる結果は比較的単純です。

追試験

  • 2018年2月7日(水) 10:40~12:10 9:00~10:30
    5番講義室
  • 出席状況が良好で、評価点 45 点以上の人を対象に追試験を行う予定です。(対象者がいない場合は行いません。)
  • 単位認定者も受験できます。(高得点の場合は成績評価を上げます。 原則、本試験と追試験の点数の高いほうを採用します。難易度が異なる場合は追試験の得点に適当な倍率をかけて調整します。)
  • 試験の範囲などは、本試験に同じです。