(1.6)式を使う。ν は照射する電磁波の振動数、h はプランク定数、Ek は電子の運動エネルギー。
... (1.6)
仕事関数 を求めよう。仕事関数はエネルギーの次元を持っているので、単位は SI単位系の J (ジュール)でそろえよう。
eV (エレクトロンボルト, 電子ボルト)は エネルギーの単位で、
1 eV = 1.602 × 10−19 J
である。途中、 eV にこの式を代入して単位をそろえる。
与えられているのは 波長 λ なので、 ν = c / λ を使って振動数に変換する。
照射した電磁波のエネルギーが 8.64 × 10−19 J,
飛んで出てきた電子のエネルギーが 1.29 × 10−19 J なので、
電子が原子核に捉えられていたエネルギー(仕事関数)はその差分の 7.35 × 10−19 J となる。
しきい振動数 ν0は、電磁波のエネルギーが、ちょうど仕事関数と一致した時の振動数である。
... (1.7)
(1.7)式より、