表19.2の のデータを用いて、次の化学反応式で記述される燃焼反応の を計算せよ。
(a)
(b)
また、燃料 CH3OH(l) と N2H4(l) のグラム当たりの燃焼熱を比較せよ。
注
- は標準生成エンタルピー、 は標準反応エンタルピー、は標準燃焼エンタルピー。
- 物質名(化学式)の後ろの(s)は固体状態を、(l)は液体状態を、(g)は気体状態を示す。
( は物質の状態(相)が異なると、違う値になる。) - 単体(上の例だと酸素 O2 など)はふつう標準生成エンタルピーの表には載っていない。
標準生成エンタルピーは「分子を構成する元素の単体から、その分子 1 mol を生成させる場合の標準反応エンタルピー」と定義されているので、単体(表に示されている温度で通常の物理的状態にあるもの)の標準生成エンタルピーは 0 となる。
物質 | 化学式 | / kJ mol−1 |
エタノール | CH3OH(l) | −239.1 |
CH3OH(g) | −201.5 | |
ヒドラジン | N2H4(l) | +50.6 |
N2H4(g) | +95.4 | |
二酸化炭素 | CO2(g) | −393.5 |
水 | H2O(l) | −285.8 |
H2O(g) | −241.8 |