2019年度 試験
- 試験範囲 授業で扱ったところ。マッカーリ・サイモン Chap. 1~6 (授業で扱わなかったところを除く。)
- 2020年1月29日(水) 9:00~10:30 2番講義室
教科書、ノート、通信機器の使用禁止
関数電卓貸与
試験の一部は豆テスト、演習問題の類題を出します。
(演習問題はこのページの右側のメニューから選択)演習問題のうち、(*)が付いている問題は少し難易度が高い問題です(5-30など)。
量子力学の内容を理解するのに役立つ問題と思いますが、少し難しいので、試験で同じ内容を問うことはありません - 合格点 60点
- 出席率8割以上、豆テストの成績により加点
- 試験前の質問は随時
試験結果について
平均点 63.1点/105点満点
- 波の変数の変換 (得点率 70%)
基本的な事柄です。接頭語を使った人があまりいなかったのは残念でした。(s−1 は注意が必要) - 光電効果 (得点率 65%)
この結果でなぜ光が粒の性質を持っているのか、踏み込んだ説明ができている必要があります。(光が 1粒あたり hν のエネルギーを持った粒子としてふるまっている) - ボーア理論 (得点率 73%)
量子化されるのは、「円周を1周したときにド・ブローイ波の位相が揃う」という仮定のためですね。 - 水素原子オービタル (得点率 35%)
ボーア理論とは軌道が(円軌道/3次元分布)、量子数が(ひとつ/みっつ)等の違いがありますが、エネルギーが量子化されていること、またそのエネルギーの値は共通しています。(実際に正しいのは波動関数の方) - 直線状の粒子 (得点率 66%)
(1) シュレーディンガー方程式はあちこちにヒントが隠されていました。(5-(4)など)
(3) nの違いについても描いてもらうことを想定していました。 - 振動運動 (得点率 39%)
(2) 振動運動の「激しさ」とか「大きさ」は温度などで異なり、この問題の条件では答えることができません(「振動数」は決定可能。)。ここでは、量子化されたエネルギーの「差」について答えてもらうことを意図しました。質量の軽い(νの大きい) 水素の方がエネルギー準位間のエネルギー差が大きく、量子化の影響が大きいです。
2019年度 追試験
- 2020年2月7日(金) 16:20~ を予定
出席状況が良好で、本試験で45点以上の人を対象に追試験を行う予定です。
(急病などの場合を除き、) 本試験を受けていない人は追試験の対象になりません。
- 単位認定者も受験できます。(高得点の場合は成績評価を上げます。 本試験と追試験の点数の高いほうを採用します。ただし、難易度が異なる場合は追試験の得点に適当な倍率をかけて調整します。)
- 試験範囲 本試験に同じ
- 教科書、ノート、通信機器の使用禁止
関数電卓貸与 - 試験前の質問は随時