化学エネルギー

化学結合に伴うエネルギー

より強い結合が作られると、より多くの熱が放出されます。

結合の生成によって生じる熱エネルギーは結合によって決まっています。(ヘスの法則)

高校ではこれは熱化学方程式として書かれていましたが、大学では仕事なども含めて扱うために、反応に伴う系のエンタルピー変化 ΔrH として書かれます。符号が逆になるので注意してください。

例: 水素と酸素が反応して水ができる反応

 \rm H_2 + \frac{1}{2}O_2 \to \rm H_2O 

ΔrH = -241.82 kJ

熱化学方程式 : \rm H_2 + \frac{1}{2}O_2 = \rm H_2O + 241.82\ kJ

この反応は発熱反応です。発熱反応の場合、系から熱が周囲に放出されるので、系のエネルギーは減少します。