ギリシャ文字

物理量を表す記号はローマ文字(通常のアルファベット)またはギリシャ文字 1 文字で表すことになっています 1)グリーンブック p.5 必ずイタリック(斜体)とし、必要があれば上付きおよび下付き添え字をつけることができる。。従ってギリシャ文字は教科書等でよく出てきますので、十分に慣れておく必要があります。

現在使われているギリシャ文字は 24 文字。(アルファベットは 26 文字)
下記にカッコで示した 14 字(大文字 13 字、小文字 1 字)はアルファベットと同じ形なので、記号として用いられることはありません。小文字には 4 つ変形文字があります。

Wordでの入力方法

  • 半角で「Symbolで対応するアルファベット」を入力し、[Symbol]フォントを指定する。
    (全角文字(「あるふぁ」と入力して変換)するより、統一感があってよいでしょう。)
  • 英語のフォントを使用している状態で [挿入]-[記号と特殊文字]から選択。
  • 数式入力モードで \alpha と入力すると、ギリシャ文字に変換されます。
    (\は¥マーク(半角)) (Office2007以降)

htmlフォントで作成した表はこちら

読み 大文字 小文字 よく使われる
物理量など
Symbolで
対応する
アルファベット
対応するラテン文字
alpha アルファ (Α) \alpha 熱膨張率、反応率、α線(He原子核) a A
beta ベータ (Β) \beta 等温圧縮率、1/kBT、β線(電子) b B
gamma ガンマ \Gamma \gamma 表面濃度、ガンマ関数(大)
表面張力、熱容量比(小)、γ線(エネルギーの高い電磁波)
g G
delta デルタ \Delta \delta 差分 d D
epsilon イプシロン (Ε) \epsilon 誘電率、
(分子1個あたりの)エネルギー
E
\varepsilon (varepsilon)  e
zeta ゼータ (Ζ) \zeta ゼータ電位 z Z
eta イータ (Η) \eta 粘性係数、効率 h Ae
theta シータ \Theta \theta 角度、
極座標における余緯度
q Th
\vartheta  (vartheta) J
iota イオタ (Ι) \iota i I
kappa カッパ (Κ) \kappa 波数、電導率、
熱伝導率
k K
lambda ラムダ \Lambda \lambda モル伝導率(大)
波長、平均自由行程(小)
l L
mu ミュー (Μ) \mu 10−6を表す接頭詞(マイクロ)、
換算質量
化学ポテンシャル、
透磁率、磁子
m M
nu ニュー (Ν) \nu 周波数、振動数、ニュートリノ n N
xi クサイ(グザイ) \Xi \xi 分配関数(大正準集団)(大)
相関長、
反応進行度(反応強度)(小)
x X
omicron オミクロン (Ο) (ο) (oと同じ) o O
pi パイ \Pi \pi 総乗積(大)
円周率(小)
p P
\varpi  (varpi) v
rho ロー (Ρ) \rho 密度 r R
sigma シグマ \Sigma \sigma 総和(大)
分子直径(小)
s S
\varsigma (varsigma) V
tau タウ (Τ) \tau 時間の定数 t T
upsilon ウプシロン \Upsilon \upsilon u U, Y
phi ファイ \Phi \phi ポテンシャルエネルギー仕事関数、磁束(大)
極座標における方位角、電位、波動関数、分率(小)
f Ph
\varphi  (varphi) j
chi カイ (Χ) \chi 磁化率、原子軌道基底関数 c Ch
psi プサイ \Psi \psi 波動関数、電束(小) y Ps
omega オメガ \Omega \omega 電気抵抗の単位(オーム)、
分配関数(小正準集団)、立体角(大)
角周波数、角振動数、角速度(小)
w Oo

脚注   [ + ]

1. グリーンブック p.5 必ずイタリック(斜体)とし、必要があれば上付きおよび下付き添え字をつけることができる。