で,まずはロープウェイです.これで950mアップ.すばらしいですね,文明の利器は. 雲の向こうに見えているのは,伊那谷をはさんで南アルプスです. 島野「関口君,あれ,北岳. こっちの方が高いんじゃない?」 関口「いやー,さすがにそれは無いっしょ!」 北岳が富士山に続いて日本で二番目の標高と知っていればこそ,こんな他愛のない会話も楽しめます. |
で,いきなり千畳敷カールですよ.圏谷です.氷河地形です.削られてたまった土砂のところがお花畑になっています. さて,一応駒ヶ岳の山頂を目指します.標高差は300mアップ.コースタイムが2時間ですから,そんなもんでしょう. 作戦としては,まず山頂まで行ってしまって,帰りにじっくり植物や地形を見ていこうというものです.その方が,帰りの時間が読めますから. 竹内君が総隊長.ワンゲル出身の関口君が登山隊長. |
まずは登ってしまって,といっても立ち止まります.千畳敷カールから,乗越浄土まで,ほぼ真っ直ぐ200mの標高差を上がります. これを超えればあとは楽勝なんですが,やはりきつい.で,立ち止まり,息を整えつつ上がります. 島野,もうへたってる,と,学生諸君に見抜かれないように, 「お,ここに良いアオノツガザクラがあるな」 なんて言いながらやっていきます. |
お,こっちには良いオンタデがあるぞ. 良いオンタデってどんなんだよ,と思われる方もいると思いますが,葉だけではなく,花も見頃で,写真資料に適しており,かつ,被写体としてカメラに収め やすい,ということです. オンタデはイタドリの仲間ですが,富士山の上部など,いわゆる高山 植生帯に出現します. (日本の高山植生のあり方については,ヨーロッパと違うのでちょっと面倒.詳しくはまたの機会に) |
シナノキンバイです.見事ですね.この,いかにもキンポウゲ科,という感じ. 葉は大きく5裂しさらに裂けます.加えて花弁の縁は不揃いです.この写真じゃ分かりませんが. |
こちらはセリ科,ミヤマゼンコです.セリ科はみんな同じように見えて,難しいですね.
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左の写真は,代わってハクサンイチゲです.白い花ですが,これもキンポウゲ科です. 葉は上に紹介したシナノキンバイに似ていますね,やっぱり.大きく5裂しさらに裂けます. 花にハエが来ていますが,汚い,ということではなく,大切な花粉の媒介者です. |
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で,無事,乗越浄土へ到着.ほぼ登山地図に記されたコースタイムで上がることができました.千畳敷から40分ほどですね. |
竹内君の指示で10分休憩.休憩時間も図鑑をめくったりしちゃって... |
さて,ナデシコ科を2種類. まずこちらはイワツメクサ.花弁は10枚に見えますが,同じナデシ コ科のハコベなどと同じように,5枚の花弁が切れ込んで10枚に見えます. |
一方,こちらはタカネツメクサ.花弁が裂けないので,普通に5枚に 見えますね. 分布としては,左のイワツメクサのが多くて,タカネツメクサの方が少なかったですね. |
ミヤマアキノキリンソウです.アキノキリンソウの変種になっている はずです.ここまで来れば,明らかにアキノキリンソウと違って見えますが,標高を上から下まで連続してみていくと「変化が連続していて分けられない」とい う意見もあります(前田禎三先生談). |
こちらはミヤマキンバイ.これもバラ科. これは他の山でも見るから,と油断していたら,ごらんのような中途半端な写真しかなくて,ちょっとしくじった感じです. |
で,木曽駒の中岳に到着.楽勝. 下界を見下ろし,天下の行く末を案じる安田君. Be big ! |
で,左の写真と反対側を見るといわゆる木曽駒ヶ岳の頂上が目前に見えます. 例によって,こちらの方が高く見えます. |
岩場に生える高山植物といえば,これ,コマクサ. 大切にしたいですね. |
む,ゴ
マノハグサ科ですね.私も初めて見ますが,図鑑によるとヒメクワガタ,
だそうです.なるほどね,クワガタソウに似ている,ということですね.
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チングルマの花.見事じゃないですか.これ,草のように見えます が,木本です.樹木なんですね. |
こちらもチングルマですが,花が終わった後の状態.種子を風散布させます. こちらの状態も風情があって良いですよね. |
で,山頂です.イェー.標高2956m,雲の上 「あと50mジャンプしたら3000m越えだよ」 「いや,ふつーに,無理っしょ」 |
山頂にはお社(やしろ)もあります. 30分ほど時間をとり,昼食と休憩. |
さて,もどりつつ,植物を見ていきます.まずは, ウラジロナナカマド.ナナカマドの高標高地にでる仲間です. 右のタカネナナカマドと違い,羽状複葉の葉の鋸歯が,先の方半分程までしかないこと,花が上向きに咲くことなどが特徴です. |
こちらがタカネナナカマド.花は横向きに咲きます.写真の個体は, もう,花が終わってしまっていますが. それと,鋸歯は,小葉の根元の方まであります. うーん,完璧ですね,同定. |
ヨツバシオガマはちょうど花の時期に出会えました.感謝. 右のエゾシオガマと同じ仲間ですが,こちらは,葉が茎の1ヵ所から4輪生することで「四つ葉」と名付けられています. |
こちらがエゾシオガマ.葉は普通に互生します.花には出会えません でしたが,黄色い花が咲きます. 葉の付き方,形がわかりやすいように,バックをぼかして,暗い背景になるように写しました. |
ミヤマダイコンソウ.バラ科です.ダイコンソウを知っていれば,な るほど,似ている,って思えますが,ダイコンソウを知らないと「これのどこがダイコン なんだ」という感じですね. 2007年10月9日追記. 「blogでつづるアルプ の花日記」を主催されている白馬岩岳のヒュッテアルプ様からメールを頂き,ミヤマダイコンソウがキク科ではなくバラ科であるご指摘を頂きました. いや,まったくその通りです.失礼しました.お詫びして訂正させて頂きます.ヒュッテアルプ様,ありがとうございます. |
おなじみのコケモモです.釣り鐘型の花を咲かせていますね. |
ハイ,高山のシャクナゲといえば,このキバナシャクナゲ.よく見る アズマシャクナゲやハクサンシャクナゲに比べると,葉は小さく,長さで言うと半分もな いサイズです. |
黄色い花を咲かせます.左の写真のように,おおかたの花は終わっていましたが,一個体だけ花が残っているものがありました.ありがとうございます. |
えーっ,スゲなんか知ってたら,マニアと思われちゃうじゃーん. ハイ,望む所です. こちらはミヤマクロスゲ.右のミヤマアシボソスゲと似ていますが,小穂が2-4個と少なく,芒が短いのが特徴です.この個体では,先端の小穂がオ ス(雄小穂)で,残りの二つがメス(雌小穂)です. |
で,こちらがミヤマアシボソスゲ.小穂は3-6個とミヤマクロスゲに比べ多く,かつ,芒が長いんですね.比べないとよく分かりませんが. 分布個体数はこっちの方が多かったですかね. |
もう一つ,穂の細いのがいます. イワスゲです. |
ごらんの細さ.これも先端の小穂がメス(雄小穂),残り二つがオス (雌小穂)です. |
ヒメウスユキソウです.ウスユキソウは,いわゆるエーデルワイスの仲間な訳ですが,その中で一番小さい 種,とされています. |
オヤマノエンドウ.名前の通り,そして花で見て分かるようにマメ科 で羽状複葉.濃い紫色が目に焼き付きます. |
ゼミの時に出てきました,階段状構造土.小泉武栄先生の本なんかを 読んでると出てきます. どうして出来るかって? 自分で調べてみよう! |
トウヤクリンドウです.花が咲くのはもう少し先. 黄色い花が咲きます. |
チシマギキョウですね. 高山で見るキキョウの仲間は,このチシマギキョウとイワギキョウがあります.イワギキョウは花弁の内側に毛がないですが,このチシマギキョウは毛があるのが特徴. |
ウサギギクです.互生する葉もありますが,対生する葉をウサギの耳 に見立てているのだと思います. いいじゃないですか. |
クロトウヒレン.花が咲くのはもう少し先ですね.赤紫色をした,アザミのような花が咲きます.花はアザミのようなんですが,葉がアザミの葉のよ うにはトゲトゲしていないのがこのトウヒレンなんかの特徴. |
もう一つ,何とかトウヒレンの仲間は葉の付き方に特徴があって,葉 が茎に付いたあとも,葉柄の翼が茎の方にずっとつながって,ヒレのようになってい ます.これも大きな特徴です. |
スミレですね.これはクモマスミレです. 高山で黄色いスミレといえばキバナノコマノツメ(下の写真)です が,キバナノコマノツメの葉の先が尖らないのに対し,こちらはやや尖ります. 脈もはっきりしていますね. |
こちらもクモマスミレ. こっちの方が葉の形が見やすいですかね. |
一方,こちらはキバナノコマノツメ.葉に鋸歯はあるんですが,モコ モコとして丸い印象ですね. |
タカネヨモギ,というヨモギの仲間です.地味ながら,凛とした感あ り. |
タ
カネスイバです.畑地雑草のスイバとかギシギシってありますね.それの高山に生える仲間です.私も初めて見ました.
ちなみに画面下に見えるのはセリ科のミヤマセンキュウです.これも高山植物.花はなかったけど. |
ミ
ヤマキンポウゲです.(八重咲きの)キンポウゲというより,ウマノアシガタの高山型,という感じですね.
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帰り道,乗越浄土からお花畑の中を下ります.もちろん,登山道ですが. |
たびたび下界を見下ろし,野望を練る安田君. |
ちょっと休憩.登山者のじゃまにならないように. |
こちらはコイワカガミ.この仲間はいくつかあって,まず,花が一個だけ付くのがイワウチワ.10個とかたくさん付くのがイワカガミ.雪国で葉っぱの大きいのがオオイワカガミ.で,2-3個の花を付け,高山にあるのがこのコイワカガミ.
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クロウスゴですね.全縁です.鋸歯があるのはマルバクロウスゴです がここには分布しないようです. |
もう一つ,当年枝(とうねんし,今年伸びた枝)に稜があるのも特徴です. 当年枝に稜がなければクロマメノキと思ってokです. |
タ
カネグンナイフウロです.グンナイフウロよりもずいぶん花の色が濃いですね.それ以外は,毛の多い所なんか,そっくり.
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ヒョウタンボクの仲間ですが,やはり高山のもので オオヒョウタンボク,といいます.スイカズラ科. 確かに葉っぱもビッグ サイズですね. |
モミジカラマツです.カラマツソウは皆さん知っていますね?
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どの辺がモミジかというと,この葉です.5つに切れ込む様をとらえてモミジカラマツという名前になりました. |
左はヒロハユキザサ.ちょっと地味な葉ですが. 似たのにヤマトユキザサがありますが,ヤマトユキザサには毛があるのに対し,こちらにはありません. |
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バイケイソウの仲間を二種. こちらはコバイケイソウ.花は小さいのですが,白くフサに
なっていますの
で見栄えがします.
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こちらがバイケイソウ.花は大きいんですが,緑色で地味で
すね.どちらも
湿った所に分布します.
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帰りのロープウェーは混雑して,整理券をもらいました.約30分まち.伊那谷を見下ろしつつ休憩. |
夜はキャンプ場でバーベキュー. 私は肉とか食べないので,冷や奴とか揚げ出し豆腐とか,プチトマトなんかを自分で買っていってつまみました.あとは焼酎.炭酸とリンゴ酢割り. 「で,先生,お勧めの焼酎は何ですか?」 「ビッグマンか大五郎だな」 |
私は深酒することなく,10時くらいには寝ましたが,学生諸君は2時くらいまで飲んでたようです. 私は朝5時過ぎに起きてくるまであたりを見回りに行ったのですが,皆,ぴくりともせず,死んだように眠っていました. 「みんなちゃんと起きられるのかな」と心配しましたが,8時前には起きて飯を作っていました.立派. |
キャンプ場の周辺. 4本柱が立っていますが,横に棒を渡し,稲穂を干すためのものです.稲穂の乾し方は地方によっていろいろな形があるので,注意してみるとおもしろいです よ. |
スイカの花ですね. |
人里ですが,これはフシグロセンノウ.ナデシコ科です.葉が出る茎 の節が黒くなるのでこうした名が付いています.夏ですね. |
お,シデシャジンですね. |
よく見ると分かるように,キキョウの仲間です.が,花弁が細く切れ込み,短冊状になるのが特徴です. 繊細ですね. |
で,赤沢自然休養林,に来ました. 木曽地方はかつて森林鉄道が発達していて,切り出した木材をトロッ コで運び出していたことで有名です.今はそんなことはしていないのですが,その施設の 一部が,現在,観光・文化財保護・教育のために残されています. 写真の蒸気機関車はボールドウィンというそうです. |
実際は蒸気機関車じゃなくて,ディーゼル機関車が引っ張ります. レール同士の間隔は,通常の鉄道のレール幅より狭い,ナローゲージと呼ばれるものですので,機関車も,客車も,それに準じて小さなものです. その方が急カーブを曲がれたり,橋などを造る際のコストが安かったり,色々メリットがあるのでしょう. |
こんな感じ.森の中を,窓ガラスのない列車が走っていきますので,開放感は抜群. |
驚くのは,子供たちではなくて,50-60歳のおじさんたちがビデオカメラを三脚に付けて,必死にカメラを回していたことです.4-5人いましたでしょ うか.熟年パワー炸裂ですね. |
約30分ほどの汽車旅.何を思うか,田村君. |
終着点,分岐した線路の脇には,かつて使われたであろう客車がたたずんでいました.詩的です. |
さて,林を見ていきましょう.まずは木曽五木の一つ,アスナロ. |
鱗片状の葉を持ち,裏が白いのが特徴. |
こちらはマルバノキ.信州でも,こうした南の地方に来ないと見られ ません.私もとっさに名前が出てきませんでした. |
こっちはシロモジ.三つに分かれる葉が特徴.これも木曽地方には見 られますが,信州中部,北部には見られません.西日本要素です. クロモジなどと同じクスノキ科で,同じくスノキ科のダンコウバイと見かけが似ていますね.シロモジはシロモジ属,ダンコウバイはク ロモジ属と違います が. |
使われなくなった線路の上,レールの脇からバライチゴが生えていま した.クサイチゴとちょっと似ていますが,このバライチゴは羽軸に腺 毛がないのに対 し,クサイチゴは腺毛があります. あと,こちらの方がスマートですね. |
木曽美林,といわれますが,なるほど,きちんと手入れをされた林です.以前,OBの横山君がよこしてくれた記事にあるように,自然林ではありませんが, きちんと手入れされた林は,自然林でなくとも林床に光が差し,他の植物も生育しますし,水源涵養などの役割も果たします. |
シダは基本的に分からないんですが,札が立っていたので,見てみましょう. シノブカグマです.オシダ科ですが,何とかイノデ,と違って,ス マートな印象ですね. シダを見るときは,イノデの仲間を見るときのように羽軸の鱗片(鰹節みたいなやつ)を見たり,葉の裏の胞子嚢(ソーラス,といいます)の形,それをおお う苞膜などで見分けます. ま,一応,今回は記録ということで. |
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ミヤマシキミです.香川のブナ林でもみましたが.ミカン科なんです よ,これ.日本海型ブナ林にでるツルシキミの母種です. |
こちらはバイカオウレン.花は咲いていませんが,花がウメの花に似 ている,ということで梅花(バイカ)という名前が付いています. 5出複葉(ごしゅつふくよう)で,小葉(しょうよう)5枚で1枚の 葉です. |
ウラジロヨウラクですね.ツツジ科. |
どのへんが裏白かというと,葉の裏.この,何とかヨウラクの仲間は葉の裏の中脈上に縦に長い三角形の短冊状の付属体があり ます.毛,というには大きいし,なんと表現したらいいのか難しいんですが. |
おっ,アクシバの花が咲いていますね. |
アクシバは,葉だけみるとスノキやオオバスノキ,ウスノキなんかと似ていますが,裏をめくってやると違いがはっきりします.白地 に,緑色の細脈が網目状 に走り,唐草模様のようになります. 唐草模様(からくさもよう),ってわかりますか?昔の風呂敷によく使われていた奴です. |
ツルツゲですね.亜高山帯などに行くとみられます.ここは標高,ど れくらいなのかな. |
さて,みたことのないイチゴです.ナガバモミジイチゴではないかと 思うんですが,西日本型の分布なので,東人の私はみたこと無いんですよ. |
これも私は自信がないので,学生諸君に調べてもらいました.ところがなかなか出てきません.で「トサミズキ,ヒュウガミズキ,コウヤミズキあたりで調 べてみて」と頼むと,分布などからコウヤミズキであることが判明. |
他のは分布が中部になかったり,葉裏の毛が濃かったりします.この写真じゃ,ちょっと分かりづらいかもしれませんが,薄い,しかし長い毛があります. |
ミツバツツジの仲間ですね.葉柄が短いのでミツバツツジではありません.関東だったらトウゴクミツバにしてしまう所ですが... 20070816追記:ミツバツツジ,と書く所をミツバウツ ギ,としていました.ご指摘ただいた池上様,ありがとうございます.慣れた指の動きって,恐ろしいですね. いや,言い訳じゃないんですけど...(^^; |
この裏の毛の感じは,ダイセンミツバでしょうね.トウゴクミツバと 同様,脈上に濃い毛がありますが,脈にぴったり密着して生えています. それと,サイゴクミツバもダイセンミツバに直しました.こちらは私の勘違いです. 池上さんのおかげです,ハイ. |
開けた川沿いに出ると,ネコヤナギが生えていました. |
特徴は,全体的な毛の濃さ. |
そして,このハート型を半分にしたような托葉ですね.しかし毛深い ですね. |
さて,ホツツジです.ツツジの仲間ですが,花が穂になって咲くのでホツツジ.で,この仲間には「ホツツジ」と「ミヤマホツツジ」があります. これはホツツジの方.ミヤマホツツジは写真で見えてる雌しべの花柱が90度折れ曲がるように上向きになります.これ も曲がってはいますが,それほどでは ありません. |
ホツツジ,葉の裏はこんな感じ.裏面,脈上に毛があります. |
これもこの地域特産のオオヤマレンゲ.ただし,これは赤沢休養林, トロッコ列車乗り場近くに植栽されたものです. 私も花は初めて見ました. 昼近くの良い時間ですので,これで赤沢休養林とお別れです. |
帰りは権兵衛トンネルで再び伊那へ.帰りは高遠城跡地によって,歴 史の勉強. |
木漏れ日に照らされながら, |
まったりと時間が過ぎていきます. あ,安田君,椅子の上に土足をのせるのはやめましょう. |
堀の斜面には,ナツズイセンが咲いていました. 夏ですねぇ. |