どうも,島野です.今回の記事は,2010年初秋,一泊二日の植物観察会でのものなんですが,諏訪地方に出かけることになりました.松本から諏訪は近い んですが,その分今まで見落としていたものとかが見られるかもし れません.それと,参加メンバーが,いろいろ詳しい方が多いので,自分では発見出来ないものの発見もありそうです.
 そんなことで,スタート.

エゾヤマアザミ
 まずはこれ,エゾヤマアザミ.アザミはキク科で集合花なんですが, こ の集合花の数がものすごく多い.多すぎです.
 花が多い理由は,まず,枝分かれがすごく多い.で,一つ一つの枝に...
エゾヤマアザミ
 一つ一つの枝先に集合花がいくつもかたまって付きます.
エゾヤマアザミ
 茎も太いですね.
 で,上の方にある葉は切れ込まずに鋸歯なんですが...
エゾヤマアザミ
 茎の下の方にある葉は切れ込みます.ナンブアザミなんかと同じような葉のタイプですね.
エゾヤマアザミ
 葉柄はほとんど無く,葉身が茎を抱くようにつきます.
 ということで,エゾヤマアザミ,my新種でした.
ウスゲクロモジ
 クロモジなんですが,普通のクロモジは葉の下の方が幅広くて先に行くに従って葉が細くなっていきますが,これは先に行くに従い幅広くなります.でこれが ウスゲクロモジの特徴.倒卵形といいます.雪の少ないと ころの分布ですね,ウスゲクロモジ.
アケボノスミレ
 はい,スミレなんですが,アケボノスミレだそうです.いや,今ま で,スミレサイシンに似てるなあ,と思いながら,スミレサイシンは雪国に分布する種だし なあ,と思っていたんです.図鑑みても花の写真ばかりで...
アケボノスミレ
 で,アケボノスミレの特徴は毛のないスミレサイシンに対して,こちらは毛があることで見分けられると教えてもらいました.写真で見ても,短い毛があるの が分かりますね,アケボ ノスミレ.
ニッコウザサ
 環境アセスメントセンターの藤田くんがいろいろ詳しいんですが,ササを見ています.
「藤田くん,何見てんの?ミヤコザサでしょ?」
ニッコウザサです.ミヤコに似てるんですけど,節に下向きの毛があ るんですよ」
 ミヤコザサは葉の裏に毛があり,枝分かれせず,節が膨らむんですが,ニッコウザサはこの節に毛があるとのこと.
ニッコウザサ
 ということで節の写真を取ります.PENTAX DA35mmマクロで寄ります.なるほど,確かに下向きの毛.
 この写真の個体はまだ毛が薄い方ですが,もっと濃い個体もあって,そういうやつは肉眼でも確認できます.
 my新種.
ケスズタケ
藤田くん,今度はスズタケを見ています.
「何,スズタケでしょ?」
「スズタケ属なんですが,葉の裏に毛があってケスズっていうんで す」
 ふーん,そうなんだ.確かに葉の裏に毛がありますね.スズタケの仲間は枝先から葉が2枚(時に3枚)というのが特徴.

 おっ,こちら,オオヤマカタバミですね.小葉の三角形具合がかなり ハッキリしていますね.
ミズ
 訂正.葉が植物体の頂部に平面的に広がる姿を見てヤマミズかと思ったんですが,ヤマミズは2-3cmの花柄を伸ばして花をつけます.これは花柄がほぼ無い.ということでミズのようです.ストロボで撮影したので周りが真っ暗になってしまいましたが. 葉が重ならないよう に,先端の方の葉は下のものに比べ小さいですね.
ヤブデマリ
 葉は細いですが,ヤブデマリです.葉の裏を見てもちゃんと毛があり ます.ケナシヤブデマリという毛のないヤブデマリがありますが,こちらは日本海側の雪 国に分布します.毛のあるヤブデマリは雪のない地方.
ミヤマシラスゲ
 大型のスゲです.ミヤマシラスゲ.植物体の高さは60から70cm にもなります.
ミヤマシラスゲ
 葉はM字型で柔らかく,幅広いです.私の親指の幅ぐらいありますね.
ミヤマシラスゲ
 ミヤマシラスゲ,葉の裏はやはり白っぽいです.
ミヤマシラスゲ
 基部を見ましょう.ミヤマカンスゲやオクノカンスゲは下が茶色かったり赤黒かったりしますが,このミヤマシラスゲは緑のまんまです.
イカリモンガ
 サラシナショウマの花にイカリモンガが来ていました.吸蜜中.イカ リモ ンガ科です.
ウツボグサ
 みなさん,なんだか,これ,わかりますか? 私もわかりませんでした.人にウツボ グ サだと教えられ,図鑑を開くと,なるほどウツボグサ.花の印象が強いの で,ロゼットは見過ごしていました.
エイザンスミレ
 エイザンスミレですね.花が咲いている時期は葉もまだ細いのです が,花が終わると葉の幅が太くなっていきます.
モミ
 山地帯落葉広葉樹林,いわゆるブナ帯に出現するものですが,雪国には分布しません.雪の少ない太平洋側に分布するモミ科モミ属のモミです.
イノデモドキ
 イノデモドキだそうです.私も初めて.暖温帯の植物だそうで,この 諏訪地方の山で見るのはちょっと珍しそう.
 葉全体が尾状にとがるのが特徴とか.なるほど,そんな形をしています.この写真の個体は先端がないけど(笑).
イノデモドキ
 イノデモドキ,葉の裏はこんな感じ.
サラシナショウマ
 なんだかわかりますか? 小葉がすごく小さく,セリ科の変な物のようですが,サラ シナショウマで した.
サラシナショウマ
 はじめ,葉だけ見ていて,みんなでなんだろう,と言っていたんですが,花を見つけて,サラシナショウマと確信した次第です.






 そんなことでこの日は終了.諏訪湖近くの宿に泊まります.


 で,翌朝.
木落し坂
 山を上がっていくんですが,途中,木落し坂によっていきます.諏訪大社で7年に一回行われる御柱祭,そのときに山から切り出したモミの木(実際にはウラ ジロモミだと思いますが)を山から切りだして神社まで引いていきます.
木落し坂
 で,この坂を降りていって御柱を里におろします.何もそんなにしなくていいんじゃないかと思いますが,ま,伝統なのでしょう.
カツラ
 で,この日は渓谷林を歩いていきます.写真はカツラ
フサザクラ
 こちらはフサザクラ.マクロレンズを付けっぱなしなので,ちょっと 遠いですね.フサザクラはサクラと名前が付いていますが,バラ科のいわゆるサクラとは 違います.フサザクラ科.何がサクラかというと,フサザクラの幹肌が,サクラに似た幹肌だということです.
オオバアサガラ
 これも渓畔林,というか山地の湿ったところに出てくる樹種,オオバアサガラ. シカがあんまり食べないので,丹沢なんかでは,周りの木は食べられて,これ が残っているようです.
マンネンスギ
 シダです.マンネンスギ.ヒカゲノカズラ科ですが,立ち上がるのが 特徴ですね.
クロイチゴ
 バラ科の低木,クロイチゴです.三出複葉.頂小葉が激しく鋭くとが るのが特徴.
クロイチゴ
 もうひとつのクロイチゴの特徴は,これ,葉の裏が白いというとこ ろ.真っ白です.
ミヤマトウバナ
 ミヤマトウバナ.イヌトウバナは萼の毛が長いんですが,コッチは短 い.
クリンユキフデ
 クリンユキフデですね.タデ科.
オオバザサ
 例によって藤田くんがササを見ています.
「今度は何? クマイザサでしょ?」
「似てるんですが,葉鞘に毛があるんで,オオバザサって呼んでます」
オオバザサ
 なるほど,葉鞘を見ると毛がありますね.ま,分け過ぎな感じがしますが(笑).

ミヤママタタビ
 ミヤママタタビです.木性のツル植物.マタタビ,サルナシなど似て いる仲間がありますが,葉身の基部が心形,ハート型になるのはこれだけ.
 マタタビは初夏に葉が白くなり,枝の髄も白い材が詰まっています.サルナシは白くはならず,枝の髄は階段状に隙間のある状態で,葉柄にトゲ状の毛があり ます.で,ミヤママタタビは,葉身の基部が心形で見分けられる,と..
ミヤママタタビ
 ミヤママタタビの葉の裏側.サルナシのようにトゲのような毛があるとか,そういうことはありません.葉柄は赤いですね.これはミヤママタタビでよく見ま す.マタタビの葉柄も赤いですが.
コキンバイ
 ああ,地味ですが,コキンバイですね.バラ科.花の時期ばかりを見 ていると葉で見分けが付かなくなります.葉も大事.
コナスビ
 こちらはコナスビ.対生,単葉,全縁.黄色い花はもう終わったとこ ろですね.
ウラゲエンコウカエデ
 カエデです.種としてはイタヤカエデでいいんですが,その下で,変種を色々分けています.で,これは,ウラゲエンコウカエデ
 イタヤカエデのうち,切れ込みの深いものをエンコウカエデとか言っているんですが,これは葉の裏に...
ウラゲエンコウカエデ
 葉の裏に茶色い毛が密にあって,それでウラゲエンコウカエデということです.
 私は博士論文作成時代,日本各地のブナ林で毎木調査をしましたが,イタヤカエデを深く分けずに種レベルでイタヤカエデとして統一していました.というの は,20mもあるイ タヤカエデの葉の裏をいちいち確認できないので,安全をとって種レベルで記載するという方法をとったからでした(葉に手が届かない場合,変種まで見分け難 いので).
チドリノキ
 渓畔林に出現する低木種でチドリノキです.カバノキ科のような葉に 見えますが,これ,カエデ科.その証拠に対生ですね.この後,まっ黄色に黄葉します.
アケボノソウ
 なんでしょうかね.オオバコ,という声も聞こえるかもしれませんが,ここはアケボ ノソウの根生葉ということでよさそうです.

 イノデの仲間.なんでしょうか.私にはわかりません.

 裏面はこんな感じ.残念ながら胞子は付いていません.
オクノカンスゲ
 ああ,この感じ,ミヤマカンスゲかオクノカンスゲか...
オクノカンスゲ
 葉の付け根を見ます.写真では茶色く見えるかもしれませんが,現場レベルでは赤黒く見えます.それと,葉が硬い.ということで,オクノカンスゲに同定. ミヤマは茶色くて,葉がやらかいという特徴を持っています.
ラショウモンカズラ
 蛭間君が,島野さん,これ分かりますか,と挑戦.それまで十数種による攻撃を各個撃破してきたんですが(とーぜん,楽勝),これは難問.見たことあるよ う な,無いような.
 で,結論からいうとラショウモンカズラとか.うーんそうか,そっち か.葉は対生,茎は四角くシソ科の特徴ですからね.
 長く伸びていて,花なんか付いていたら間違わないんですが,この状態では,確かに難しいかも.
ヒロハコンロンソウ
 マルバコンロンソウ...と思いながらよく見ると,毛がない.いや,あるのかもしれませんが,マルバコンロンソウぼど顕著じゃない.ということで,ヒロ ハコンロンソウが適切かと.ちなみに,もうひとつの別種,ただのコンロンソウはもっと葉の形がシャープですね.
オシャグジデンダ
 木の幹肌に着生したシダ.オシャグジデンダだそうです.
オシャグジデンダ
 葉の裏はこんな感じ.胞子は集まって,膜がなく列状に集まっている感じ.
イワネコノメ
 ネコノメソウの仲間で,イワネコノメだそうな.すっごく小さい.葉 はシャモジ型で,鋸歯は荒く数が少ないですね.
イワネコノメ
 こちらの写真はイワネコノメを横から見たところ.葉は対生です.
 これ,縦置きの写真を間違って横置きしているんじゃなくて,実際,こんなふうに横向きに生えていました(笑).
カラクサシダ
 ちっちゃい物シリーズ(笑).カラクサシダだそうな.これまた小さ い.小さいながら,毛が目立ちますね.
カラクサシダ
 葉の裏を見ます.胞子,付いていますね.
 これ,自分一人では目に入っていても見過ごしていたでしょう.詳しい人達に感謝.
サンヨウブシ
 ええと,トリカブトの仲間です.もちろん私一人では分からないんですが...サン ヨウブシとのこと.特徴は,写真のように葉が五裂しながらあまり深く裂 けず...
サンヨウブシ
 無毛です.よく,トリカブトの仲間を見分けるときに花柄が有毛かどうか,あれば開出毛か屈毛かどうかで見分けますが,このサンヨウブシは,とにかく無 毛.潔いですね.
サンヨウブシ
 葉はこんな感じ.葉身も,葉柄も無毛です.サンヨウブシ.
 名前の「ブシ」というのは,このトリカブトの仲間に付ける名前.で,サンヨウとは山陽地方の山陽で,この地域で見つかったから,だか何だか,そんな名前 の由来です.
ヒロハツリバナ
 ヒロハツリバナです.オオツリバナとか似た種があって葉だけだと難 しいんですが,これには実が付いています.この写真サイズだと見分けにくいかと思いますが,釣り下がっている実が四つにわかれていて,4数性だと分かりま す.ということで,ヒロハツリバナ.オオツリバナは5数性です.
フジシダ
 フジシダです.というか,フジシダだそうです.亜高山帯の岩場な ど,針葉樹林帯に分布するものだとか.
 全体の立ち姿は,アーチ状になるとか.これが特徴1.
フジシダ
 そしてもう一つの特徴が,この写真でわかるように葉の先に胚珠がつくこと.この,葉の先のボッチが地面に落ちて種子のように次世代を担います.
フジシダ
 葉の表面.葉はテカって常緑のよう.小羽片の一番下側が葉の先っぽ側にとんがっていますね.
フジシダ
 フジシダ,葉の裏側です.胞子はないですが,一応.
フジシダ
 自然の生育風景はこんな感じ.写真ではイワダレゴケと一緒に生育していますね.岩場ですね.亜高山帯とかヒノキ,サワラなんかの針葉樹林下の植生です ね.
ユモトマムシグサ
 こちらはサトイモ科,ユモトマムシグサ.小葉五枚です.脈は巻いて 外に出ることなく完結.写真では分かりづらいですが,小葉は鳥足状についています.
 葉全体が小さいので(全体の直径で15cmくらい?),相対的に鋸歯が荒く,大きく見えます.
アキノタムラソウ
 私は確信持てないんですが,知ってるみなさんがアキノタムラソウだ といます.ロゼットだけでナツノタムラソウとどう見分けるのか知りませんが,ここでは,アキノタムラソウと記録します.私の修行が進めばわかるのかも.
イワセントウソウ
 イワセントウソウです.セリ科イワセントウソウ属.放射状に花柄が 伸びて,その先には,花は終わってもう実が付いています.葉は羽状複葉ですが,小葉の 一枚一枚が細く,スマートですね.
タツノヒゲ
 おっ,怪しいイネ科発見...(笑).

 図鑑では見たことがあるけれど,実際には見たことなかったタツノヒゲ, やっと出会えました.花柄が長くその先に丸い花(実)をつけます.
タツノヒゲ
 タツノヒゲの葉の付け根.葉はノガリヤスのように裏返ります.
タツノヒゲ
 葉舌はハッキリしていますが,元々のサイズが小さいので,高さ1-2mmといったところか.葉耳の下側と,葉鞘の縁に長めの毛があることが分かります.
タツノヒゲ
 じゃーん,タツノヒゲの実.さすがに私のマクロレンズでもいきなりここまでは寄れず(よってもストロボの光が当たらないので撮れない),引いてストロボ を当てて撮影した写真をトリミングしています.
ミヤマスミレ
 ミヤマスミレ.葉は扇型で葉身の基部は著しく心形.鋸歯は波状で先 がとがります.山地帯よりも亜高山帯に出るもの,といった記載も図鑑にあります.
ダイモンジソウ
 岩場でダイモンジソウに出会いました.ユキノシタ科.
ダイモンジソウ
 花をアップで見ましょう.花びらが真っ白で模様がないですね.これがダイモンジソ ウの特徴.
 ユキノシタは5枚あるうちの小さな花びら3枚に赤と黄色の模様が入り,葉も茎も赤 い毛だらけ.
 ジンジソウは同じくユキノシタ科ですが,小さな花びら3枚に黄色い丸模様があっ て,葉には白い毛が多いです
 ダイモンジソウは花びらに模様がなく,葉も無毛.そんな事で見分けられます.
ダイモンジソウ
 ダイモンジソウの葉.無毛.ジンジソウは形はそっくりですが,白い毛があって肉眼で分かります.
ダイモンジソウ
 同じくダイモンジソウの葉の裏.





続いてシダ・シリーズ(笑).

イワトラノオ
 まずはこれ,イワトラノオ,とのこと.何回か見ているんですがあま り印象に残っていないので,ここで取り上げ,しっかり覚えておこうと思います.
イワトラノオ
 葉のアップはこんな感じ.羽片は放射状に分岐するタイプですね,これ.
イワトラノオ
 胞子がついてました.ラッキー.
ナンタイシダ
 一方こちらはナンタイシダだそうです.これ,先端部はちぎれて無く なってしまっています.残念.カナワラビの仲間のように,一番下,中軸側の小羽片が葉の付け根方向に伸びるのが特徴とか.この写真の個体では,ちょっとわ かりにくいかも.
ナンタイシダ
 ナンタイシダ,葉のアップです.
フクロシダ
 こちらの岩場から垂れ下がっているシダは,フクロシダだそうな.シ ダは聞く種がみんな新種(笑).
フクロシダ
 葉の羽片をアップで見てみましょう.イワデンダ科です.

フクロシダ
 名前の由来は,この葉の裏の胞膜.これが袋状になっているかららしい.胞子さん,付いててくれてありがとう(笑).


レイジンソウとアズマレイジンソウの雑種
 おや,またなにか発見してしまいました.トリカブトの仲間のようですが...まずは触って毛の確認.
レイジンソウとアズマレイジンソウの雑種
 はい,キンポウゲ科トリカブト属,レイジンソウの仲間のようです.
レイジンソウとアズマレイジンソウの雑種
 トリカブトに詳しい方がいらして,同定をしてもらうんですが,悩んでいます.やはり毛の状態を見るんですが,まず,明らかに有毛.で...
レイジンソウとアズマレイジンソウの雑種
 次に見るポイントは,その毛が,外側に向かう開出毛か茎に沿って下に曲がる屈毛かです.
 拡大してみてみましょう.写真で上に分岐している花柄は開出毛,下の花柄は屈毛です.
 開出毛はレイジンソウの特徴,下向き屈毛はアズマレイジンソウの特徴.と いうことで,両者の雑種ではないかということに落ち着きました.
 撮影はペンタックスのDA35mmマクロで,トリミングあり.
ハナビゼリ
 セリ科,ハナビゼリ.もう枯れかかっていて,緑色で撮影できたのは 一部分だけ.
サワラ
 こちらはサワラですね.岩ごろごろの渓畔林,出てきた針葉樹はヒノ キ科で水辺に強いサワラでした.
 そんなことで山を降り,諏訪をあとにしました.その後,蛭間君の大学の先輩だか知り合いだかが塩尻でケーキ屋さん(!)をしている人のことで,蛭間君, 清 水さん,そして私の三人で訪ねました.先方も蛭間君のことをしっかり覚えていて,和やかな時間を過ごしました(私は紅茶をいただき,二人はコーヒーとケー キのセット).その後,蛭間君は,松本に泊まって飲んでも良い,という話をしていたんいただいたんですが,私はこの日,次の日8時に長野市で集合する会議 (現地視察)のため,その日中に長野市のホテルに移動する予定であることを伝えると,残念そうにしていました.私も残念です.
 ここのケーキ屋さん,ケーキや,飲み物だけでなく,昼の時間,カレーなんかもやっているようで,私はメニューのキーマカレー,すごく気になっています.
 ま,そんなことで,今回の植物観察会は終了.アレンジをしていただいた小口さん,他の皆様に感謝.



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