で,安房小湊.私は松本からなので,車で5時間ぐらいかかったかな.一仕事.私はのんびり(じっくり)見る派なので,置いてきぼりを食らうことしばし ば. |
ま,仕方ありません.海鳥でも見ますか.CanonのSX50HSで望遠撮影.晴れて明るければかなり良く写ります.光学望遠で1200mm相当. 鳥はセグロカモメです,多分.多分とつけたのは,似た種類にオオセグロカモメというのがいて,図鑑では「セグロカモメより大きい」となっているんです が,一羽だけではどうにも判別できません(笑). |
海岸.砂浜でなく,崖地ですが,遊歩道がしっかり整備されています. |
海辺の植物.まずはツワブキ.葉の表面に光沢がありテカります. |
オニヤブソテツ.写真が良くなくて分かりづらいですね.これも葉に光沢があってテカります. |
フウトウカズラ.ツル植物です.これも海岸もの. |
お,コモチシダですね. |
コモチシダ,これは子持ちではありませんでした.一応葉の裏を撮影しておきます. |
こんな感じ.良い林が残されています. |
美しいですね,タチシノブ.これは海岸のものというわけではないですが,暖温帯のシダですね. |
マンリョウですね.鋸歯はありますが,センリョウのように大きくはないです.後でセンリョウの写真もでます. |
海沿いの樹木といえばこれ,タブ(タブノキ).枝先に大きな冬芽をつけるのが特徴. |
写真左はオオイタチシダ.次に出るヤマイタチシダと違い,葉の縁は後ろに巻かないため,鋸歯が見えます.写真右はは先ほどのマンリョウ. |
こちらがヤマイタチシダ.葉の縁は裏へ巻くので,鋸歯があるんですけどこれが見えない(目立たない).ここがオオイタチシダとの違い. |
ヤマイタチシダのアップ. |
ヤマイタチシダの葉の裏.葉の縁が裏へ巻いていますね.写真ではソーラスも写っていますが,ちょっとこの写真では小さいですね. |
こちらはフモトシダ.あまりいい個体の写真ではありませんが,現実がこうなので,こういう状態で判別できないといけませんね. |
フモトシダの葉の裏.羽片の切れ込みは小さいですね. |
あ,こちらの個体は形がしっかりしています,フモトシダ. |
フモトシダはソーラスがポケット状です. |
ミゾシダですね.写真の個体は先端がなくなっています.なんとも特徴がない感じですが... |
このミゾシダ,軸が毛深いのが特徴と言えましょうか. |
同じくミゾシダの葉の裏.軸が毛深いですね.ソーラスはハの字につきます. |
こちらも暖温帯のシダで,ヘラシダ.ヘラ状の葉がベローンとしています. |
イヌガヤ.カヤと違い,葉は柔らかく,握っても痛くありません.かやは葉が硬く,先も尖っていますから,握ったら痛いです.握れないけど(笑). |
ハナミョウガですね.葉だけなので文字どおり花のない写真ですが. |
ベニシダですね.これの特徴は... |
最下羽片の下向き第一小羽片が小さいことですね.それと羽片と羽片の間が開いて見えることでしょうか. ただ,ベニシダもなんとかベニシダ,といろいろあるので,そっから先はまた調べないといけません. |
アリドオシですね.写真でも写っていますが,トゲがあるので注意です.このトゲが「蟻を突き刺す」というネーミングでアリドオシですね.実際には刺さり ませんけど(笑). |
調査をする皆さん. |
ええと,なんの写真かというと,ススキなんですが,これ,ハチジョウススキなんだそうな.ハチジョウとは伊豆諸島の八丈島から来ているんですが,本土にも あるんですね.信州にいる私にはそんなことも新鮮. |
で,このハチジョウススキ,特徴は何かというと, 葉の縁がざらつかないことです.普通のススキはざらついて,ヘタをすると手を切りますが,これはそうしたことがありません. |
イノデの仲間なんですが,アスカイノデ.特徴は... |
鱗片が細くねじれるということなんですが,この写真じゃわかりませんね.マクロレンズでしっかり撮ればよかった. |
初日はこんな感じです.写真にはありませんが,複数箇所で,フロラならびに植生調査をしています. 宿泊は,ちょっと移動して,館山.東京農工大の館山荘というところがあって,そこにお世話になります.右写真の建物,ね. |
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夜が,また,熱心に勉強会するんですよ.大学院生中心ですが,学生諸君の士気も高い.いやあ,筑波も農工も素晴らしいな.これなら論文も出るわな.正直 羨ましかったりする (笑). |
勉強会が終われば飲んでリラックス. |
翌日.波風の穏やかな日です.ま,内房側ということもあるんですが. この日も調査実習. |
まずは,イタビカズラ. |
樹木はヒメユズリハですね.海岸の樹木です.ユズリハに比べ,葉身が短いので遠目に見ると葉柄が長く見えます.相対的に,ですけどね. |
ヤブニンジンですね. |
野生のノシラン.私は植栽しか見たことがなかったので,大変新鮮です. |
このノシラン,特徴はというと,花茎が偏平(へんぺい)だということ.茎の断面を見たとすると,凸型レンズのようになるはずです.ま,実際に切ったりは しませんが. |
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見事なナツトウダイです. |
今までも見たことはあったんですが,この花の時期に出会ってなかったので,この状態を見られたのは初めてです.ということでほぼ初見,ナツトウダイ. |
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こちらはセンリョウですね.マンリョウがぼこぼことした丸い鋸歯なのに対し,こちらは外向きに尖った鋸歯です. どちらも千両,万両という名前に引っ掛けて,縁起物として鉢植えで売ってたりしますね. |
クスノキ科の樹木を2種類.まずはヤブニッケイ.次に紹介するシロダモと葉は似ていますが,葉は対生っぽく付きます. |
こちらの写真,左はヤブニッケイ,右はシロダモ.シロダモは伸びている枝の所々から,葉をまとめてつけます.そのため,遠くから見ると葉は輪生している ように見えます. |
これ,モチノキなんですが,林内の若木は鋸歯がある事があるんだそうです.初めて知った.普通は全縁なんですけどね. |
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