信州にもようやく春が訪れた2014年5月.仕事で木曽は上松町に向かいます.


 まっすぐ上松に行くと時間が早いので,ちょっと寄り道.旧日義村.

 花が見事です.

 ここ,旧日義村は木曽義仲(きそよしなか,源義仲のこと)が京へ上るために挙兵をした地です.

 で,義仲館というのがあり,義仲にまつわる資料や展示がされています.中で見学していたら,信州大の社会人環境マイスターの方と偶然あったりして.地元 コミュニティー誌の取材だったそうです.

 義仲感のそばにあるお寺.ソメイヨシノが見事.おじゃましてみましょう.

 立派な山門ですね.

 お庭を拝見.ミズバショウに...

 ニリンソウですね.

 ちゃんと見ませんでしたが,アズマシャクナゲですかね.

 こんな感じ.

 それから,義仲が挙兵した神社がここ,八幡様.ここも桜が見事です.

 キジのメスですかね?ヤマドリ?分かりません.
 コンパクトデジカメ(Canon PowerShot A1200)のトリミングですので,絵的にはちょっと厳しいですが,記録にはなります.

 で,上松.寝覚の床のお堂の改修です.

 工事用に,日頃はない仮設の橋がかかっていました.

 日頃は見られない景色です. 

 多分,私の生きているうちに見られるのは,これが最初で最後でしょう.私,今年47歳,お堂は100年以上持つでしょうから.

 関心したのは,大工さん達によるお堂の改修もあるんですが...

この運搬通路になる足場の組み方です.昔の木曽森林鉄道の鉄橋や木橋のような立派さです.

 ここにレールを引いて,ボールドウィンを走らせたら,観光客はすごいでしょうね.
 ま,遺産を保護する文化庁や,河川の安全を守る国土交通省が許さないでしょうが(笑).

 お堂の改修,こんな感じです.梅雨の雨の多くなる前に完成させて,運搬通路の鉄橋をたたまないといけません.ちょっと残念.

 あとは,名物のピットホール.川岸の岩のくぼみに,小さな石がハマって,それが河川水でグリグリ回り,大きなくぼみを作る,と.そこに岩がハマると今の ような景観の出来上がりですね.木曽川のハイライトの一つです.

 さて,お寺に引き上げて,会議に出席します.道端のヤマブキ.花の盛りです.

 園芸種でしょうか,イヌワラビのように見えますが...?

 アズマシャクナゲかハクサンシャクナゲかは葉の基部の形で見分けます.クサビ形らなアズマシャクナゲ,切型ならハクサンシャクナゲ.ま,花が綺麗だから いいじゃないですか.

 オオバジャノヒゲですかね.この日はコンパクトデジカメ一台でちゃんを写真を撮ら無かったんで.

 景観保護のため,ニセアカシア(ハリエンジュ)を切りました.年輪成長の記録.

 本当はスケールを当てて写真(記録)を撮るべきなんですが,この日はノープランだったので,とりあえず自分の指をスケールに.もう大人になると,指の長 さも変わらないので,一応スケールになります.



木曽・上松町のこの天然記念物の保存計画,担当の職員の方々のご努力もあって,うまく行っていると思います.

街の予算だけでは厳しいかもしれません.県や国の予算をどうやってうまく活かすか,ということが,街の役人の皆さんの腕の見せどころかもしれません.

お金関係は,なんの応援もできない私ですので,県職の皆さんやなんかとうまくやって,いい感じで保存できればいいと思います.

過去の遺産ではなくて,将来に向ける宝ですので.





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