繊維学部 化学材料系  小野寺浩

信州と湘南の草花の違いを調べてみました。
信州と湘南の土地の違いは、
 

 信州:標高が高い、比較的涼しく、乾燥している。 周りは山。
実は高校時代は園芸部に所属していて(兼部)部長でした。
先日高校時代に使っていた畑を見に行ったら
荒れ地になっていました(廃部?)。

 湘南:標高が低い、比較的暑く、ジメジメしていて、海に近い。

信州 

今回は遠方のバイトの帰り道で佐久郡の高所で
7/11に写真を撮りました。 途中から松本キャンパスになります。

湘南 

今回は実家から近い湘南新道沿いの工事現場の雑草と、
海沿いのサイクリングロードの近くの海浜公園で7/18に写真を撮りました。







サボンソウ      Saponaria officinalis  (ナデシコ科)
多年草。太い走出枝で繁殖する。葉は卵形から楕円形。花は淡桃〜白で、
八重咲きもある。  この花は八重咲きである。 花がきれいでした。



ハリエンジュ(針塊)
 Robinia pseudoacacia L. (マメ科)
 落葉高木。 樹高は15〜20m、胸高直径は30〜40mである。
葉は奇数羽状複葉で互生する。 小葉は11〜21枚あって、
側小葉は楕円形または長楕円形で写真のようになめらかで
特徴的である。 この辺一帯のハリエンジュは木の幹から
葉っぱが生えてきていた。 かわいい形をしている。


ヒメジョオン    E . annuus   (キク科)
夏の時期に生える。 ハルジオンとの違いは花の咲く時期と、花の向きである。


マルバアサガオ    I . purpurea  (ヒルガオ科)
アサガオは意外にもヒルガオ科である。 葉は互生して、長さ7〜13cm
の心形で先端は急にとがる。 花は直径5〜8cmの漏斗形で
色々な色の花がある。 朝に花が咲くので昼に撮ったら萎れていた。
バーベナ   Verbena hortensis   (熊葛科)
よく考えたら、この花壇は園芸用の花壇ではないかと
この写真くらいから思い始めた。
その後に、マリーゴールドを見つけました。 よって、園芸用の花壇と断定しました。
ノゲシ(野芥子)    S . oleraceus  (キク科)
 ノゲシは葉がケシの葉に似ていることから、来ている。道ばたに生える
高さ0.5〜1mの二年草である。 羽状に切れ込みがあり、
ふちには不揃いの鋸歯がある。 今は花は咲いていない。
ノゲシは低地でも高地でもどこでも生えるんだなと思いました。


ホタルブクロ ではないかな? 
そうではない気もしますので、あまり強く出れません。


エノコログサ (ネコジャラ シ)  S . viridis ver . minor (イネ科)
日当たりのいい道ばたや荒れ地にごく普通に生えている高さ30〜80cm
の一年草。 誰もが知っている草の為、紹介は割愛。

アカマツ  (雌松)     Pinus densiflora Sieb . et Zucc .
山間部に生える。 単枝には2本の葉が束生する。
断面は半円形である。 基本的に真っすぐ成長する。
クロマツ (雄松)    Pinus densiflora Sieb . et Zucc  (マツ科)
常緑高木。 樹高は30〜40m。 葉は針形で細長く、長さ10〜15cm、
断面は半円形である。 長枝上の短枝はらせん状に互生し、
基部には灰白色である。 沿岸の防砂林に使われていたりする。
昔樹皮を傷つけて樹脂を出していたのを思い出した。
スイセンノウ  (酔仙翁)  
・ヨーロッパ南部原産 ・全体に白い綿毛が密生するのが特徴。 ・夏、枝の先端のところに5弁花が咲く。 色は赤が多く、白いのもある。 赤い花=赤い顔、とのことで、酔っぱらった 赤い顔から連想して名づけられたらしい。 「仙翁」は属名から。
写真では紫っぽく見えるが、実際は赤い。
アベリア   Abelia          (スイズラカ科)
アベリアはどこにでも生えていて、いろんなところの生垣に使われている。
ザクロ  Punica granatum L .  (ザクロ科)
落葉小高木。 ザクロは花と実が特徴的であるから、
葉の特徴とかを考えるより花や実の付いている時期は花や実を見た方が
わかりやすい。

湘南らしい木が海浜公園にありました
名前がよくわかりませんでした。
葉につやがあって木の上の方に葉が密集していた。
イロハモミジ  Acer palmatum Thunb .  (カエデ科)
他のモミジに比べて葉が大きい。
秋口に紅葉し始める。 
ずっと紅葉している種類は園芸用に改良(いいのか?)された品種である。
メタセコイア (アケボノスギ)   Metasequoia glyptostroboides Hu et Cheng  (スギ科)
落葉高木。 葉は羽状に対生し、特徴的である。
全国どこにでもある木である。
宇宙ツツジ
どうやら宇宙に行ってきた種から発芽させたものらしい。
松本城に入っていたところ発見した。
なんでこんなところにあるんだろうと思った。
カイヅカイブキ   Juniperus chinensis L . var . kaizuka Sieb (ヒノキ科)
常緑小高木。 街中の生け垣に植えてあることが多く、剪定すると、
きれいに見える。 春先に白い花がつく。ずっと気になっていたが、
今はないが春先に現れる白いほわほわがそうである。


おまけ・・・アジサイの花が緑になるという病気が
流行っているという記事を目にした後に、
地元に咲いていてびっくりしました。