農学部 森林科学科 大澤崇季




アケビ
互生・全縁・短枝に束生。5枚掌状複葉。小葉は楕円形。長さ3〜6p。葉の表は濃緑色、裏は淡緑色。実は食用で種が多いが甘い。つるが伸びる。
他に5葉アケビ・三つ葉アケビがある。
5葉アケビは縁が波状か鋸歯。




スギナ
地下茎を伸ばして繁茂。つくしと呼ばれる胞子茎を出す。写真はつくし。栄養 茎は茎と葉からなり、光合成を行う。鮮やかな緑色で丈は10-40cm程度。主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の葉を輪生させる。つくしは春の山菜とし て親しまれている。




カタク リ
比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を向いた薄紫から桃 色の花を咲かせる。早春の3〜4月のみ地上部を展開し、5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、2年目から7〜8年程度 までは卵状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつける。なお、鱗茎は毎年更新し、旧鱗茎の下に鱗茎が作られるため 鱗茎は深くなる。この鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていた。写真はまだ花が開ききっていない。




ザクロ
葉は長枝に対生・短枝に束生する。全縁。葉身は倒卵状長楕円形または長楕円 形。葉の表は濃緑色で光沢がある。葉は硬い。花は赤色で実は食用に用いられる。また観賞用、木材、薬用としても用いられ利用方法は幅広い。




ヒメオ ドリコソウ
ヨーロッパ原産。茎は四角形。葉は対生し、卵円型で鈍鋸歯。網目状の脈が目 立つ。4〜5月に淡紅色の唇形花をつける。




アンズ
落葉高木。互生・単葉。葉身は広卵形または楕円形。鈍鋸歯。葉の表は濃緑色 で無毛。裏は淡緑色で脈腋に毛がある。果樹として多く栽培されている。アンズは熟すと甘みが生じ、種と果肉が離れる。





ムラサ キツメクサ
ヨーロッパ原産。茎は直立して高さ20〜60pになる。小葉はふつう3枚で 楕円形。花は球状になり赤紫色。




トウダイグサ
全体の形が燈台に似ていることによる。葉は互生でへら形か倒卵形。葉の先に 5個の葉を輪生する。花は目立たない。茎から出る液は有毒。








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