植物生態学ゼミ

信州大学・松本キャンパスに咲いている植物たち

11T1049D  高橋勇太


ここでは、キャンパス内で見つけたお気に入りの植物について紹介したいと思 います。


一つ目は、バラ科 ユキヤナギです。




これは、理学部棟の長いほうの渡り廊下の東側に咲いていました。
背は低く1~2m。
春に小さい白い花を咲かせます。
葉っぱには毛がなく、鋭い鋸歯(葉のふちがギザギザしていること)、長細いくさび形。
この樹木を初めて見たとき、不気味で怖い植物だと思ってしまいました。


二つ目は、マメ科 ジャジクソウ属 シロツメクサです。



詰め草の名称は1846年にオランダから献上されたガラス製品の包装に乾燥させて緩衝材として詰められていたことに由来。
別名 クローバー と呼ばれます。
葉は、広倒卵型で、波紋が見られる、3小葉やそれ以上のものもあり、特に4小葉のものは「四つ葉のクローバー」として珍重されます。
日本では、全国的に見られます。
これは、よく目にすることだと思います。
私は、子供のころよく遊んでいたことを思い出して、懐かしいなと思いました。


三つ目は、同じく マメ科 ジャジクソウ属 アカツメクサです。




別名 ムラサキツメクサ です。
茎は、直立していて高さ20~60cmになる。
小葉はふつう3個で、2~5cmの楕円形ですV字形の波紋があるものが多いです。
葉柄は長さ1~4cmで2本の托葉(葉の付け根にある付属体)を備える。
稀に、白花を咲かせる株もあり、この変異が固定された園芸種をセッカツメクサ(雪華詰草)またはシロバナアカツメクサとも呼びます。


この上の写真がセッカツメクサまたは、シロバナアカツメクサです。


4つ目は、キク科 タンポポ属 セイヨウタンポポです。




明治時代にヨーロッパから渡来してきました。
葉の裂け方変化が多く、一定ではありません。
筒状花と舌状花がある。
頭花は直径3.5~5cmで、そう果(フワフワの綿毛)は灰褐色。
都心部を中心に、在来のタンポポが、セイヨウタンポポにしだいに追いやられ、姿を消している。セイヨウタンポポは強力な繁殖力を持った侵 略者です。
とくに、受粉しなくても単為生殖によって実を結んだり、都市化の波に洗われている悪い環境にも適応できるのが武器となっています。よっ て、在来のタンポポの敗北はほぼ決定したといっていい。


5つ目は、マメ科 ソラマメ属 カラスノエンドウです。





別名 ヤハズエンドウ
日当たりの良いところに見られるつる性の2年草です。
葉は、8~16枚の小葉からなり、先のほうの1~3個の小葉はふつう3分岐した巻きひげになる。
小葉は、2~3cmの狭倒卵形です。
豆果(果実のこと)は熟すと黒くなって晴天の日に裂け、種子を激しく弾き飛ばす。

また、未熟な果実の両端を切り落とし、草笛にする事が出来ます。


ちょっとひといき。。。
女鳥羽川周辺のゆうやけ空

これ、良くないですか?
写真撮ることが好きなので、帰り道とかに撮った写真です。
きれいだと思って、載せてみました。



次は、バラ科 サクラ属 ヤエザクラです。




これは、理学部棟の南側の棟の東側にある駐輪場の所にありました。
ヤエザクラは花弁が5枚以上で八重咲きになるサクラに対する総称です。
花弁の枚数は300枚近くになるれいもあります。
花は、丸くふんわりとした形になるので、一本からでも楽しめます。
私が、今回植物生態学ゼミを受講して、キャンパスを散策してきた中で一番好きできれいだなと思ったのがこのヤエザクラで、とても興味をお 持っていました。
あと、ヤエザクラは、学名でないことに早めに気付く事が出来て、恥をかかないでよかったです。


これは、ヤエザクラの断面に切った図です。
傷付けてしまってゴメンナサイ・・・


次は、 バラ科 サクラ属 アンズです。




アンズは、ヒマラヤ西部~フェルガナ盆地を原産とします。
別名 アプリコット と英名でよばれることも カラモモ と呼ばれることもあります。
耐寒性があり、春にサクラよりもやや早く淡紅の花をさかせます。
樹木は、樹皮が縦に伸びていて縦に割れる。


次は、ニレ科 ケヤキ属 ケヤキ です。




ケヤキは、似た種類がたくさんあるため最初は判別が難しかったです。
高さは20~30mになり、単葉、2列互生します。
葉は、卵状楕円形または狭卵形、表面は濃緑色で微毛がありますが、成長するとなくなります。
葉縁に鋸歯があり、葉先は鋭尖頭(先に行くほど鋭くなる形)となります。

秋の紅葉が美しい樹木であり、個体によって色が異なり、赤や黄色に紅葉します。
山を見てきれいに紅葉していたら、それは、ケヤキの美しさかもしれません。


もうひといき・・・
家近くの青い空


これは、ちょっと補正みたいなのがかかっちゃっていますが、いいと思います。
きれいですね。今後ももっと撮りたいです。
電柱をもっと端に寄せたほうが良いですかね。



次は、私がゼミの中で発表した とちのき科 トチノキ属 トチノキ です。




落葉性の高木で、適度に湿気のある肥沃な土壌で育ちます。
高さ25mにもなり、葉も大きいです。
葉は、長い倒卵形の小葉5~7枚を掌状につけ、全体の大きさは50cmにもなります。
実は、栗のトンガリを無くしたものとほぼ同じです。流水に長期間浸し、大量の灰汁(あく)で
煮るなどすると食べる事が出来る。
ヒエやドングリとともに主食として、また飢饉の際は重宝された。
栃木県の県木です。



もう一つの発表した題材は、ニレ科 エノキ です。




エノキは、落葉高木で高さ15~20mになります。
葉は、単葉で互生、広卵形または広楕円形。
葉縁の上半分(先端側)にだけ鋸歯があります。
チョウの幼虫が食べるそうです。

この木にハナミズキのプレートが貼ってあり間違えて「これは、ハナミズキです・・・」とみんなに説明してしまいました。とても恥ずかしい 思い出です。笑



せっかくなので、私が発表するつもりだったハナミズキについても紹介したいです。

ミズキ科 ミズキ属 ハナミズキ




別名 アメリカヤマボウシ(こっちのほうが主かもしれない・・・)
落葉小高木で5~7mになります。単葉で対生。
葉は、楕円形または卵円形。
葉縁は全縁で大きな波状となり、葉先は急鋭尖頭(きゅうえいせんとう)。
葉脚は、左右非対称です。ハナミズキは英語でdogwoodと呼ばれ、木製の串(dag、dog)を作る材料に使われる堅い木であったた めと言われている。
花言葉は、「私の思いを受けてください。」



これは、ハナミズキの紅葉と赤い実です。



これで、紹介を終わりにします。
ありがとうございます。