松本キャンパス内で


見つけた植物




農 学部森林科学科  前川夏子






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      < ヤエザクラ >

ヤエザクラは八重咲きになるサクラの総称
カンザン、フゲンゾウ、ヤエベニシダレなど様々な品種がある。          

バラ科 落葉高木
ガクは5つに分かれている(← バラ科の特徴 ) 写真右
不稔性 種がつかない
めしべが葉のようになっている
花弁の枚数は300枚以上に達する例もある
多くはヤマザクラやソメイヨシノに比べて開花期が1〜2週間ほど遅い
突然変異が多い 品種改良も多く行われる

日本の春の風物詩


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             < オオバギボウシ >

キジカクシ科 多年草
葉 → 大きく、長い柄がある
     卵状楕円形 (ラッパ型) 先はとがり 基部は心形
花 → 白から淡紫色 横向きに多数つける
     筒状鐘形 基部には緑白色の苞がある
     花期は6月〜8月
早春の若葉は「ウルイ」と呼ばれる山菜

写真は若葉。おしゃれなグラデーション!
食べられるのはもっと若い葉らしいです。



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             < トウダイグサ >

トウダイグサ科 越年草
葉 → 互生
茎の頂部は丸みの強いへら型の葉を5枚ずつ輪生する
葉腋から放射状に枝をだす

全体の形が油を入れた皿を置く昔の燈台に似ていることが名前の由来

写真のように全体的に花のようなかわいい形だがすべて葉
花はあまり目立たない

茎や葉を切ると白い乳液をだす
有毒 かぶれる

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             < トチノキ >

トチノキ科 落葉高木
葉 → 対生 非常に大きい 倒卵状長楕円形
     縁に不整の重鋸歯あり
     葉柄が長く、その先に小葉を5〜7枚つける

種子は栃の実として渋抜きして食用になる
栃餅などで有名

栃木県の県の木に指定されている

写真はつぼみ。ネバネバしていました。


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             < アセビ >

ツツジ科 常緑低木
葉 → 単葉 互生 枝の先端に集中する
     楕円形または倒皮針状長楕円形
     表面につやがある
     縁に低く浅い鋸歯あり
枝先に多くの白い釣鐘型の花をつける
虫媒花

有毒
馬が食べると酔っているようにふらつくことから、漢字では「馬酔木」と書く



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             < ミ ツマタ >

ジンチョウゲ科 落葉低木
葉 → 単葉 互生
     皮針形または長楕円形
花 → 筒状 合弁花
     3月から4月に淡い黄色の花が一斉に咲く

枝が必ず3つに分岐するのが名前の由来

皮は和紙の原料として使われる




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