大学周辺と姫川源流の植物  15T5067J 長田広平


  ツタ
学名:Parthenocissus tricuspidata
ブドウ科、別名はナツヅタ。つる性木本、葉は互生、単葉(幼少期は三出複葉)、二つの切れ込みに鋸歯である。 つるには巻きひげがあり、先端には吸盤がある。葉の表面は濃い緑で裏面は灰緑色である。花は6~7月に咲く。北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山 地帯に生育する。江戸幕府8代目将軍徳川吉宗が家紋として用いたことから次第に広まっていったという。花言葉は”誠実”、”勤勉”、”結婚”など。信州大 学松本キャンパスにて撮影。


アジサイ
学名:Hydrangea macrophylla
ユキノシタ科。木本、葉は対生、単葉、やや大きい鋭鋸歯である。落葉低木で樹高は1~2メートルになる。葉身 は広卵形または楕円形で、長さ8~20センチ幅は5~15センチである。表面は緑色で毛はほとんど見られない。裏面は漆緑色で毛は脈腋に多く、葉脈上にあ る。葉脚は広いくさび形または円形。花は6~8月に咲く。枝先に散房集散花序に中性花を球状につける。庭木として各地で植栽される。花言葉は”移り 気”、”冷淡”などである。信州大学松本キャンパスにて撮影。


ニワウルシ
学名:Ailanthus altissima Swingle
ニガキ科、別名はシンジュ。木本、葉は互生、奇数波状複葉、縁は波状となり、株は1~4対の大きな鋸歯があ る。落葉高木で、樹高は20~25メートルである。小葉の表面は濃緑色で毛は葉脈上に少しある。裏面は淡緑色で、毛は前面にある。中国北中部の原産であ る。日本では丘陵帯から山地帯に野生化がみられる。信州大学松本キャンパスにて撮影。


ロマツ
学名:Pinus thunbergii Parlatore
マツ科、別名はオマツ。木本、葉は互生、葉は針形で細長い。常緑高木で、樹高は30~40メートルになる。長 枝上の短枝はらせん状で、基部には灰白色の鱗片があり、短枝には2本の葉が束生する。1年枝は無毛で、冬芽の鱗片は灰白色で中央部は淡褐色である。花は 4~5月に咲く。雄花は新枝の基部に多数側生し、雌花は頂生する。北海道南部、本州、四国、九州の海岸に多い。花言葉は”不老長寿”、”向上心”など。信 州大学松本キャンパスにて撮影。


ザクロ
学名:Punica granatum L.
ザクロ科。木本、葉は対生、単葉、全縁である。落葉小高木で、樹高は5~6メートルになる。葉身は当卵状長楕 円形または長楕円形である。葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は緑色である。表裏面ともに無毛かごくわずかに裏面主脈上に残る。葉脚は細いくさび形また はくさび形である。小アジア地方の原産で、日本では庭園に植栽される。ギリシャ神話にはザクロの実にまつわる以下のような伝説がある。農業の神・デメテル の娘ペルセポネが、ある日地獄の神プルトンにさらわれ、地獄に連れ去られてしまった。怒ったデメテルは人間界に大飢餓を引き起こす。これを憂慮した大神ゼ ウスはペルセポネを母親のもとに返すように命じる。あと少しで生還というところで喜びのあまり、ペルセポネは地獄の食べ物ザクロをプルトンの計略にはまっ て口にしてしまう。そのため、一年の半分は母のもとを離れて地獄で暮らさなければならなくなったのだ。娘が地獄へ行ってしまうたびデメテルがふさぎこんで 太陽を隠してしまうので、ザクロの球根や種子は半年を地中で過ごすのだという。信州大学松本キャンパスにて撮影。


コオニユリ
学名:Lilium leichtlinii var. tigrinum
ユリ科。草本、葉は互生、単葉、全縁である。オニユリに似るが、全体が小さい。花茎の高さ30~60センチで ある。葉は線状披針形で長さ8~14センチ、幅0.5~1.2センチ、多数につき、先端はとがり、柄はない。若い時には白い綿毛があるが、後になくなる。 縁に低い半円状の小突起がある。オニユリには葉の腋に株芽がつくが、コオニユリにはつかない。花は茎の上部に2~10個つき、下向きに咲く。花被片は橙赤 色で濃斑があり、強く反り返り、雄しべが目立つ。花は7~9月に咲く。花言葉”情熱”は反り返った花弁の燃えるようなオレンジの花色につけられている。白 馬村姫川源流にて撮影。



ドクダミ
学名:Houttuynia cordata
ドクダミ科、別名は十薬。草本、葉は対生、単葉、全縁である。四枚の白く見える部分は花弁ではなく総苞片と呼 ばれる器官で、中心の黄色い部分がたくさんの花の集合体である。葉はハート形で、時として紫色に色づく。花は6~7月に咲く。花言葉は”白い追憶”、”野 生”などである。独特のにおいをしており、生薬としては湿疹、かぶれなどに効能があり、漢方としては解毒剤として用いられる。白馬村姫川源流にて撮影。


サルスベリ
学名:Lagerstroremia indica
ミソハギ科。木本、葉は対生または亜対生または互生、単葉、全縁である。落葉小高木で、樹高は3~7メート ル。葉身は卵形で、長さは4~10センチである。葉の表面は濃緑色で主脈上にわずかに毛がある。裏面は淡黄緑色で葉脈上に毛がある。葉脚は広いくさび形ま たは円形である。花は7~9月に咲く。中国原産で、日本では庭園などで広く植栽される。漢字では百日紅と書く。これはサルスベリが夏の盛りに百日近く咲き 続けることに由来する。また、ある王子が恋人に再開を約束して旅だったものの、戻るとすでに恋人は亡くなっており、埋葬された場所からこの木が生えたとい う伝説もある。花言葉は”愛嬌”または”不用意”など。信州大学松本キャンパスにて撮影。

































































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