工学部水環境・土木工学科
16T3001J 赤松 光晴

信州大学松本キャンパス内の草本と木本

アヤメ (アヤメ科)

山野の草地に見られる多年草。花茎は高さ30〜60センチになり、紫色の花を2〜3個付ける。ノハナショウブやカキツバタのように湿地に生えることはあま りない。和名は外花被片に網目模様があることに由来している。
カラスノエンドウ(マメ科)

道ばたや堤防などに多く見られるつる性の多年草。葉は8〜16個の小葉からなり、先の方の小葉は巻きひげになる。豆果は勢いよくはじけることで種を遠くに はじき飛ばす。

ハルジオン(キク科)

北アメリカ原産の多年草。広がるまで時間がかかるが一度生えるとしぶとい。よく似たものにヒメジョオンがあるが、見分け方はハルジオンは茎に空洞があり葉 は茎を抱くように付くが、ヒメジョオンは茎に空洞 がなく葉は茎を抱かない。
カモガヤ(イネ科)

オーチャードグラスの名で知られる多年草で世界各地で牧草として栽培されている。日本では緑化にも使われて各地で野生化している。5〜7月に花粉が飛ぶた め、スギのシーズン後の花粉症の原因の1つでもあ る。
ノゲイヌムギ(イネ科)

南アメリカ原産の多年草。高さ0.8〜1.5メートルほどになり、小穂は3〜3.5センチほどで非常に扁平である。6〜10個の小花がある。乾燥した草地 に生える。
ヘラオオバコ(オオバコ科)

ヨーロッパ原産の一年草。各地の道ばたや荒れ地、牧草地などに見られる。ヘラ状の平行脈の葉を持ち、高さ20〜70センチの花茎をのばし、その先の花序の 下の方から順に花が咲く。
ビロードモウズイカ(ゴマノハグサ科)

地中海原産の2年草で全体にビロードのような灰白色の毛で覆われていることからこの名が付いた。高さ1〜2メートルになり、茎の先に黄色の花を密に付け る。河原や荒れ地で生息域を広げている。
マルバハッカ(シソ科)

ヨーロッパ原産の高さ30〜80センチの多年草。全体に強いハッカ臭がして、白毛に覆われている。茎の断面は四角形で葉は対生する。アップルミントとして 栽培もされるが各地で野生化している。
アツバキミガヨラン(リュウゼツラン科)

北アメリカ原産の常緑低木でユッカとも呼ばれる。葉は分厚くて堅く先端には鋭いとげがある。花序はとても大きく1メートルにもなる。一時人気があり庭や公 園に植えられていた。
ムギクサ(イネ科)

ヨーロッパ原産の1年草で海岸の砂地に多く見られる。芒の長い小穂をつけ姿がオオムギに似ていることに名が由来している。
モミ(マツ科)

樹高30〜40メートルになる常緑高木。葉は線形で互生し、若い木の時は葉の先端が鋭く尖って2つに分かれる。1年目の枝には濃褐色の毛があり、冬芽は透 明の樹枝に包まれて光沢がある。
ウラジロモミ(マツ科)

樹高30〜40メートルになる常緑高木で標高1500メートル以下に見られる。葉は線形で互生し、葉の裏には2条の白色の気孔線がある。また枝の表面はタ イル状になっている。
ザクロ(ザクロ科)

小アジア原産の樹高5〜6メートルの落葉小高木。葉は長枝に互生、短枝に束生する。葉の表面は濃緑色で光沢があり裏面は緑色である。実を栽培するときは花 を摘んで数を減らし栄養が分散しないようにする。
ヒイラギ(モクセイ科)

樹高2〜6メートルの常緑小高木。葉は単葉で対生し、縁は若木では2〜5対の大きな歯牙があるが、成木では全縁になる。日本では古くから邪鬼の侵入を防ぐ と信じられ、庭木に使われてきた。クリスマスに使われるヒイラギはモチノキ科のセイヨウヒイラギで別の種である。
ヤマモミジ(カエデ科)

樹高5〜10メートルの落葉小高木。葉は単葉で対生する。葉身はほぼ円形で葉縁は7〜9深裂し、重鋸歯を持つ。種子のつく枝には翼状の葉があり、回転しな がら落下することで遠くまで種を運ぶ。
シナノキ(シナノキ科)

樹高20〜30メートルの落葉高木。葉は単葉で互生し、葉身はゆがんだ円形。何年かに一回たくさんの花を咲かせるがそのときにはその地域にあるシナノキ全 部が一斉に花を咲かせる。
カツラ(カツラ科)

樹高25〜30メートルの落葉高木。葉は単葉対生または互生する。葉は円形で葉縁に細かいかまぼこ状の鋸歯を持つ。材は香りが良く耐久性に優れているので 家具や碁盤の材料に使われている。
ニワウルシ(ニガキ科)

中国原産の樹高20〜25メートルになる落葉高木。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は21〜31枚あり、表面は濃緑色。葉縁は波状で下部に1〜4対の大 きな鋸歯がある。「ウルシ」と名にあるが触ってもかぶれることはない。
クロマツ(マツ科)

樹高30〜40メートルになる常緑高木。葉は針形で細長く断面は半円形である。アカマツと似ているがクロマツはアカマツよりも葉が堅く、樹皮もアカマツの ようにはがれて赤く見えることはない。
キャラボク(イチイ科)

常緑低木で枝は立つ傾向にある。葉は線形でらせん状に互生し、羽状にはならない。葉の表面は暗緑色で光沢がなく、裏面に2条の気孔線がある。果実は熟すと 表面が赤色になる。公園や生け垣によく植えられている。
メタセコイア(スギ科)

中国原産の樹高25〜30メートルになる落葉高木。葉は灰緑色で羽状に対生し、線形で、断面は扁平である。庭園や公園によく植えられている。
ユリノキ(モクレン科)

北アメリカ原産の樹高20〜30メートルになる落葉高木で葉は単葉で互生し、半纏に似た形である。葉の色は緑色で光沢があり、葉縁は大きく4〜6裂してい る。枝の先端にチューリップに似た花を付ける。葉が半纏に似ていることからハンテンボクとも呼ばれる。
ケヤキ(ニレ科)

樹高20〜30メ−トルになる落葉高木。葉は単葉で2列互生し、表面は濃緑色である。葉縁には鋸歯がある
ヤマザクラ(バラ科)

樹高20〜25メートルになる落葉高木。葉は単葉で互生し、表面は濃緑色、葉縁は鋭い短鋸歯と重鋸歯がある。花は4月に咲く。花と葉が同時にでることで他 の木々よりも早く葉を開くことができる。
































































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