信州大学松本キャンパスの植物


農学部森林・環境共生学コース
16A4005A  磯江 萌子










マルバハッカ(丸葉薄荷)
学名;Mentha suaveolens Ehrh.
シソ目・シソ科・ハッカ属
リンゴに似た香りがすることから、別名をアップルミントという。
葉の裏は柔らかい綿毛で覆われていて、香りの成分を出す腺点がある。香りの主成分はピペリテノンオキシドである。
ハーブティーとしての効能は、強壮、健胃作用、消化促進。また、ハーブバスの場合は肩こりや筋肉痛を緩和。蒸気は鼻詰まりに効果がある。
ヨーロッパ原産の多年草で、明治時代に日本に渡来した。











ゼニアオイ(銭葵)
学名;Malva sylvestris var. mauritiana
アオイ目・アオイ科・ゼニアオイ属
花の大きさを一文銭に見立てたことからこの名前がついたといわれている。
薬草としてギリシャ時代から用いられ、16世紀にはイタリアで、「全ての病に効く」という意味の名で呼ばれていた。
自由散布種子を持ち、実が熟すと下の部分が裂けて種子が散布される。
地中海沿岸地方が原産の2年草で、江戸時代に観賞用として日本に渡来した。










シナノキ(科の木、級の木、榀の木)
学名;Tilia japonica.
アオイ目・シナノキ科・シナノキ属
「シナ」はアイヌ語で結ぶ・縛るという意味。アイヌ語でシナノキは二ペニシといい、縛るもの、ということである。シナノキの内皮は靭皮繊維が強いため、衣 類や織物に使われたことからこの呼び方であるといわれる。
数年に一度、集団で一斉に花を咲かせ、種を落とす。この理由にはエネルギー成年仮説と捕食者飽和説の二つがある。エネルギー成年仮説は、種子をつけるため のエネルギーを何年かをかけて蓄えている、というもので、捕食者飽和説は、何年かをあけて種子をつけることで、捕食者を減らす目的と、毎年種子を作るより も、多くの種子を作ることができるため、捕食者が食べきれないようにする目的がある、というものである。有力なのは後者で、前年の気候条件によって種子を つけるかつけないかが決まるといわれている。しかし、いくつもの個体が同時期に種子を散布させる方法については、まだわかっていない。
落葉高木である。










オッタチカタバミ(おっ立ち酢漿草)
学名;Oxalis dillenii
カタバミ目・カタバミ科・カタバミ属
地下茎は水平に伸びるが、地上茎が上に立つように伸びることからこの名がついた。カタバミの茎は地表を這うように生えるのと比較している。ほか、カタバミ との違いは花柄が下を向くこと、茎に白い毛が多いことなどである。
北アメリカ原産の多年草で、1960年代に発見されたため、第二次世界大戦後に駐留米軍の荷物について日本に侵入したと考えられている。























































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