解答
係数に注意して、生成物の (標準モル生成エンタルピー) の和から、反応物の の和を引けばよい。
(差 Δ は 新しいもの(この場合生成物)から 古いもの(この場合反応物) を引く)
(a)
(b)
どちらの場合も は負の値になっている。これは系から周囲へ熱が流れている(系がエネルギーを失っている)ことを示している。
従って、(a), (b)とも反応は発熱的。 1)高校で習う熱化学方程式とは符号が逆になるので注意。高校では「系から周囲にエネルギー(熱)が流れた」ときを+としたのに対し、エンタルピーは「系がエネルギーを得た」ときを + としているため。
単位は、(b)の途中の計算で示したように、係数に相当する mol 量の物質が反応するので単位として mol が入り、
kJ mol−1 ではなく kJ になります。
脚注
↑1 | 高校で習う熱化学方程式とは符号が逆になるので注意。高校では「系から周囲にエネルギー(熱)が流れた」ときを+としたのに対し、エンタルピーは「系がエネルギーを得た」ときを + としているため。 |