気象庁発表情報から

2010/12/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量に大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上100〜400mと低い状態で推移しました.
火山性地震の発生回数は,11日〜12日に一時的にやや多くなりましたが,
その他の日は概ねやや少ない状態で経過しました.
これまで同様,山頂火口直下のごく浅い所で発生したと推定されます.
火山性微動は観測されませんでした.
山頂火口内の火口底中央部及びその周辺に引き続き高温領域が認められ,
前回の観測(2010年4月13日)と比較して,
高温領域の分布に大きな変化はみられませんでした.
25日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,
一日あたり200〜300トンとやや少ない状態でした.
山体周辺のGPS 連続観測では,2008年7月初め頃から
2009年夏にかけて深部へのマグマの注入を示す伸びがみられ,
その後2009年秋頃からわずかに縮みの傾向がみられています.

11/9発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量に大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上100〜300mと低い状態で推移しました.
火山性地震は少ない状態で経過しました.火山性微動は発生しませんでした.
山体周辺のGPS 連続観測では,2008年7月初め頃から
2009年夏にかけて深部へのマグマの注入を示す伸びがみられ,
その後2009年秋頃からわずかに縮みの傾向がみられています.

10/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量に大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上100〜400mと低い状態で推移しました.
火山性地震は少ない状態で経過しました.火山性微動は発生しませんでした.
18日未明,高感度カメラで確認できる程度の微弱な火映が断続的に観測されました.
火映が観測されたのは2009年4月3日以来ですが,
地震活動や地殻変動に変化はみられないことから一時的な現象と考えられます.
10日及び22日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,
一日あたり100〜200トン及び200〜400トンとやや少ない状態でした.
山体周辺のGPS 連続観測では,2008年7月初め頃から2009年夏にかけて深部への
マグマの注入を示す伸びがみられ,その後2009年秋頃から
わずかに縮みの傾向がみられましたが,最近は縮みが鈍化しています.

9/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量に大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上100〜200mと低い状態で推移しました.
火山性地震は少ない状態で経過しました.火山性微動は少ない状態で経過しました.
山体周辺のGPS連続観測では,2008 年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,
2009年秋頃からわずかに縮みの傾向がみられます.

8/5発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量に大きな変化はなく,噴煙高度は
火口縁上100〜300mと低い状態で推移しました.
火山性地震はやや少ない状態で経過しました.火山性微動は少ない状態で経過しました.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,
2009年7月頃から鈍化し,2009年秋頃からわずかに縮みの傾向がみられます.

7/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量に大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上100〜200mと低い状態で推移しました.
火山性地震は少ない状態で経過し,2008年6月以前の静穏な状態に戻っています.
17日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,
一日あたり90〜200トンとやや少なく,2008年7月以前の静穏な状態に戻っています.
山体周辺のGPS 連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた深部への
マグマの注入を示す伸びの傾向は,2009年7月頃から鈍化し,
2009年秋頃からわずかに縮みの傾向がみられます.

6/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量に大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上100〜300mと低い状態で推移しています.
火山性地震はやや少ない状態で経過しました.
6日及び18日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,
一日あたり100〜300トン及び100〜400トンと,2009年2月の噴火以降減少しており,
2008年7月以前の静穏な状態に戻りつつあります.
山体周辺のGPS連続観測では,2008 年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009 年7月頃から鈍化し,
2010年1月頃からわずかに縮みの傾向がみられます.

5/11発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
噴火は2009 年5月27 日以降発生していません.
山頂火口からの噴煙量は2010 年1月初め頃から大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上100〜200mと低い状態で推移しています.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,
2009年2月2日の噴火前にみられた周期の短い地震の増加は認められません.
最近発生している地震の多くはBL型地震で,これまで同様,
山頂火口直下のごく浅い所で発生したと推定されます.
火山性微動は少ない状態が継続しています.
2009年4月3日以降,高感度カメラによる火映は観測されていません.
2010年4月6日,14日及び19日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は
一日あたりそれぞれ200〜500トン,300〜600トン及び400〜800トンと,
2009年2月の噴火以降減少しており,2008年7月以前の静穏な状態に戻りつつあります.
山体周辺のGPS 連続観測では,2008 年7月初め頃からみられていた深部へのマグマの注入を
示す伸びの傾向は,2009 年7月頃から鈍化し,2010 年1月頃からわずかに縮みの傾向がみられます.

2010/4/15発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
浅間山では山頂火口から500mを超える範囲に影響を及ぼす噴火の
兆候は認められなくなったと判断し,本日(15日)11時00分に噴火予報(警報解除)を発表し,
噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引き下げました.
ただし,山頂火口から概ね500m以内に影響する程度の噴出現象は突発的に発生する
可能性がありますので,火山灰噴出や火山ガス等に警戒が必要です.

週間火山概況 (4月9日〜4月15日)
浅間山では,2009年5月27日以降噴火は発生していない.
火山性地震はやや多い状態が継続しているが,今期間の後半は低調に推移している.
2009年2月2日の噴火前にみられた周期の短い地震の増加は認められない.
山頂火口からの火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も最近は減少している.
山体周辺のGPS連続観測では,深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向が鈍化し,
最近はわずかに縮みの傾向が見られる.
浅間山では山頂火口から500mを超える範囲に影響を及ぼす噴火の兆候は
認められなくなったと判断し, 15日11時00分に噴火予報を発表して
噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引き下げた

4/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量は2010 年1月初め頃から大きな変化はなく,
噴煙高度は火口縁上50〜200mで推移しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,2009年2月2日の噴火前にみられたような
周期の短い火山性地震(BH型地震)の増加は認められませんでした.
火山性微動が4回発生しましたが,いずれも振幅が小さく,継続時間の短いものでした.
18日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,一日あたり200〜400トンと,
2009年2月の噴火以降減少しており,2008年7月以前の状態に戻りつつあります.
山体周辺のGPS 連続観測では,2008 年7月初め頃からみられていた深部への
マグマの注入を示す伸びの傾向は,2009 年7月頃から鈍化し,
最近はわずかに縮みの傾向が見られます.

3/9発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量は2009年4月以降大きな変化はなくやや多い状態が続き,
噴煙高度は火口縁上50〜200mで推移しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,2009年2月2日の噴火前にみられたような
周期の短い火山性地震(BH型地震)の増加は認められませんでした.
火山性微動は観測されませんでした.
今期間は,火山ガス(二酸化硫黄)放出量の観測は気象条件により実施できませんでしたが,
時折,噴煙に青白い火山ガスが混じっているのが確認されたほか,
山頂火口の風下側山麓で火山ガス(二酸化硫黄)臭が認められたことなどから
山頂火口からは引き続き火山ガスの放出が続いているとみられます.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009年7月頃から鈍化し,最近はほぼ停滞しています.

2/5発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量は2009年4月以降大きな変化はなくやや多い状態が続き,
噴煙高度は火口縁上50〜200mで推移しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,2009年2月2日の噴火前にみられたような
周期の短い火山性地震(BH型地震)の増加は認められませんでした.
火山性微動は2回発生しましたが,いずれも振幅は小さく,継続時間の短いものでした.
8日及び22日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,
一日あたり500〜1,100トンと,2009年2月の噴火以降減少していますが,
2008年7月以前の状態と比べて多い状態が続いています.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009年7月頃から鈍化し,最近はほぼ停滞しています.

2010/1/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量は4月以降大きな変化はなくやや多い状態が続き,
噴煙高度は火口縁上100〜300mで推移しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,2月2日の噴火前にみられたような
周期の短い火山性地震(BH型地震)の増加は認められませんでした.
火山性微動はは観測されませんでした.
10日に陸上自衛隊の協力により上空からの観測を実施しました.
山頂火口内は濃い噴煙が充満しており,火口底の詳細な様子は確認できませんでしたが,
赤外熱映像装置による観測では山頂火口内の火口底中央部及び
その周辺に引き続き高温領域が認められました.前回の観測(11月20日)と比較して,
その分布や火口内の地形に大きな変化はみられませんでした.
また,火口周辺に新たな噴出物は認められませんでした.
1日,8日及び15日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,
一日あたり300〜2,100トンと,2月の噴火以降減少していますが,
2008年7月以前の状態と比べて多い状態が続いています.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009年7月頃から鈍化し,最近はほぼ停滞しています.


噴火予報・警報 第3号 (2009/4/7 13:00発表)
<噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引下げ>
浅間山では火口から4kmの範囲に影響を及ぼす噴火 が発生する可能性は低くなったと考えられます.ただし,火山活動は引き続 き高まった状態が続いており,今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火 が発生する可能性があります.火口から概ね2kmの範囲では,弾道を描い て飛散する大きな噴石に警戒が必要です.

噴火予報・警報 第2号 (2009/2/3 9:30発表)
<噴火警戒レベル3(入山規制)が継続>
 浅間山では,2日01時51分頃に発生した小規模噴火以降,噴火が切迫していることを示していた傾斜変化や火山性地震の活動は,ほとんど認められなくなりましたが,噴煙量や火山ガス放出量は多く,現在も火山活動は活発な状態が続いています.
 これらのことから,今後も,居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生する可能性があると予想されますので,山頂火口から4キロメートルの範囲では,噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です.

噴火予報・警報 第1号 (2009/2/1 13:00発表)
 浅間山では,1月にはいって火山性地震のやや多い状態がつづいていましたが,本日07時頃から山頂直下が震源とみられる周期の短い地震が多くな り,地震回数は更に増加しています.また,傾斜計の観測では02時頃からわずかな山上がりの変化が観測されています
 これらのことから,今後,居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が切迫していると予想されますので山頂火口から4キロメートルの範囲では,噴火に伴う大きな噴石(風の影響を受けず弾道を描いて飛散する大きさのもの)の飛散等に警戒が必要です.


2009/12/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量は4月以降大きな変化はなくやや多い状態が続き,
噴煙高度は火口縁上100〜300mで推移しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,2月2日の噴火前にみられたような
周期の短い火山性地震(BH型地震)の増加は認められませんでした.
火山性微動はは観測されませんでした.
4月3日以降,高感度カメラによる火映は観測されていません.
6日,10日及び27日に行った現地調査では,山頂火口からの二酸化硫黄放出量は,
一日あたり600〜2,000トンと,2月の噴火以降減少していますが,
2008年7月以前の状態と比べて多い状態が続いています.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009年7月頃から鈍化し,最近はほぼ停滞しています.

11/9発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量は4月以降大きな変化はなくやや多い状態が続き,
噴煙高度は火口縁上100〜300mで推移しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,2月2日の噴火前にみられたような
周期の短い火山性地震(BH型地震)の増加は認められませんでした.
火山性微動は4回発生しましたが,いずれも振幅は小さく,継続時間の短いものでした.
4月3日以降,高感度カメラによる火映は観測されていません.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009年7月頃から鈍化しています.

10/7発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
山頂火口からの噴煙量は4月以降大きな変化はなくやや多い状態が続き,
噴煙高度は火口縁上100〜400mで推移しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,2月2日の噴火前にみられたような
周期の短い火山性地震(BH型地震)の増加は認められませんでした.
火山性微動は16回発生しました.そのうち25日は10回発生しましたが,
いずれも振幅は小さく,継続時間の短いものでした.
4月3日以降,高感度カメラによる火映は観測されていません.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009 年7月頃から鈍化しています.

9/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,
2月2日の噴火前にみられたような周期の短い火山性地震の増加は認められませんでした.
火山性微動は8回発生しましたが,いずれも振幅が小さく,継続時間の短いものでした.
4月3日以降,高感度カメラによる火映は観測されていません.
山体周辺のGPS連続観測では,2008年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,2009年7月頃から鈍化しています.

8/7発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は,3月以降減少していますが,
2008年7月以前と比べて多い状態が続いています.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,
2月2日の噴火前にみられたような周期の短い火山性地震の増加は認められません.
山体周辺のGPS 連続観測では,昨年7月初め頃からみられていた
深部へのマグマの注入を示す伸びの傾向は,今年7月頃から鈍化しています.

火山の状況に関する解説情報 2008年第1〜146号2009年第1〜223号の概要とリンク

7/7発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
浅間山では,火山性地震のやや多い状態が継続しています.
山頂火口からの噴煙量はやや多い状態が続き,
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は3月以降減少していますが,
引き続き多い状態で推移するなど,
依然として熱活動の高まった状態が続いていると推定されます.

6/18発表 火山噴火予知連絡会会長会見(定例)

6/9発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
浅間山では,火山性地震のやや多い状態が継続しています.
山頂火口からの噴煙量はやや多い状態が続き,
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は3月以降減少していますが,
引き続き多い状態で推移するなど,
依然として熱活動の高まった状態が続いていると推定されます.

5/11発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
浅間山では,火山性地震はやや多い状態が継続していますが,
2月2日の噴火前にみられた周期の短い火山性地震の増加は認められません.
傾斜計による地殻変動観測では,火山活動によるとみられる特段の変化は認められません.
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は依然多い状態が続いているものの,
3月以降減少しています.

報道発表資料 「浅間山の火山活動状況について ―噴火警戒レベル3が継続― 」(4/7発表)

2009/4/7発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
浅間山では,3月15日23時48分頃にごく小規模な噴火が発生しました.
火山性地震はやや多い状態が継続していますが,
2月2日の噴火前にみられた周期の短い火山性地震の増加は認められません.
傾斜計による地殻変動観測では,火山活動によるとみられる特段の変化は認められません.
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も依然多い状態が続いているものの,3月以降減少しています.
これらのことから,山頂火口から4kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は
低くなったと判断し,4月7日13時00分に火口周辺警報を発表して,
噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました.

3/6発表 火山活動解説資料[pdfファイル]

2/18発表 火山噴火予知連絡会会長会見(定例)

2/13 16:00発表 火山活動解説資料[pdfファイル]
13日気象庁及び東京大学地震研究所が群馬県の協力を得て上空からの観測を実施しました.
2月9日から12日に発生した噴火による降灰が,山頂火口の北東側に認められました.

2/9 16:40発表 火山活動解説資料[pdfファイル]
2月9日07 時46分頃,浅間山山頂火口でごく小規模な噴火が発生しました.
その後もごく小規模な噴火が断続的に発生し,
13 時40分頃には噴煙が火口縁上600mメートルまで上がりました.

2/6発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
1月は,昨年12 月と比べ火山性地震がより多く発生し,
火山ガス放出量がこれまでの観測の中で最も多い量が観測されるなど,
浅間山では地震活動,熱活動がより高まった状態が続きました.
2月1日に,マグマの上昇を示すと思われる傾斜変化と周期の短い
火山性地震の増加が観測されたため,同日13 時00 分に火口周辺警報を発表し,
噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました.
傾斜変化と周期の短い火山性地震の多い状態はその後も継続し,
2月2日01 時51分頃に小規模な噴火が発生しました.
この噴火で,弾道を描いて飛散する大きな噴石が山頂火口の北西約1〜1.2km まで飛散し,
また,噴煙は火口縁上約2000mに達して南東方向に流れ,関東南部でも降灰が確認されました.

2/4発表 火山活動解説資料[pdfファイル]
気象庁機動調査班(JMA-MOT)が東京大学地震研究所,
産業技術総合研究所と共同で実施した降灰分布調査によると,
2日に発生した小規模噴火に伴って噴出した火山灰は,
軽井沢町では4km程度の幅をもって分布していることがわかりました.
また,東京大学地震研究所によると,火山灰に今回の噴火で
噴出されたマグマ物質と思われる粒子が少量含まれていることがわかりました.

報道発表資料 「浅間山の火山活動状況について ―噴火警戒レベル3が継続― 」(2/2発表)

2/2 14:45発表 火山活動解説資料[pdfファイル]
上空からの観測では,弾道を描いて飛散する大きな噴石が前掛山を越えて
山頂火口の北西約1〜1.2km のところまで達しているのが確認されました.

2/2 9:40発表 火山活動解説資料[pdfファイル]

報道発表資料 「01時51分の浅間山の噴火について―噴火警戒レベル3が継続―」(2/2発表)

2/2 2:40発表 浅間山の降灰予想[pdfファイル]

2/1発表 火山活動解説資料[pdfファイル]

報道発表資料 浅間山の火山活動の活発化について(2/1発表)

2009/1/7発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
火山性地震の発生回数は引き続きやや多い状態で推移しています.
発生した地震の多くはBL型地震で,これまで同様,
山頂火口直下のごく浅い所で発生したと推定されます.
夜間時々高感度カメラで微弱な火映が観測されました.
12月2日,12日及び16日に実施した火山ガス観測では,
山頂火口からの二酸化硫黄の放出量が一日あたり1,100〜2,600トンと,
引き続き2004年噴火活動後に観測された放出量と同程度の量が観測されています.
山体周辺のGPS 連続観測では,高峰高原−鬼押出しの基線で,
7 月初め頃からわずかに伸びの傾向がみられます.
また,光波測距観測では,昨年9 月頃から山頂と軽井沢測候所の間が縮む変化が観測されており,
山頂部のごく浅いところの膨張によるものと推定されます.
なお,傾斜観測では,火山活動に関係するとみられる変化は観測されていません.


2008/12/5発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
11月11日,17日に上空からの観測を実施しました.
山頂火口内の地表面温度観測では,
火口底中央部とその周辺に高温領域が引き続き存在しており,
火口底中央部の高温領域は前回(10月2日)の観測と比べ
特段の変化は見られませんでした.
夜間時々高感度カメラで微弱な火映が観測されており,
山頂火口では熱活動の高まった状態が続いていると考えられます.
11月5日,14日及び20日に実施した火山ガス観測では,
山頂火口からの二酸化硫黄の放出量が一日あたり1,700〜4,800トンと,
引き続き2004年噴火活動後に観測された放出量と同程度の量が観測されています.
山体周辺のGPS 連続観測では,高峰高原−鬼押出しの基線で,
7 月初め頃からわずかに伸びの傾向がみられますが,
傾斜観測によると,火口直下浅部へのマグマ上昇を示す変化はみられていません.

11/7発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
2日に実施した山頂火口内の地表面温度観測では,
火口底中央部とその周辺に高温領域が引き続き存在しており,
火口底中央部の高温領域は前回(8月10 日)までの観測と比べ
やや広がっているのが確認されました.
夜間時々高感度カメラで微弱な火映が観測されており,
山頂火口では熱活動の高まった状態が続いていると考えられます.
山体周辺のGPS 連続観測では,高峰高原−鬼押出しの基線で,
7 月初め頃からわずかに伸びの傾向がみられますが,
傾斜観測によると,火口直下浅部へのマグマ上昇を示す変化はみられていません.

10/7発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
引き続き,火山性地震がやや多く,火山ガス放出の多い状態で推移するなど,
山頂火口では熱活動の高まった状態が続いています.

火口から概ね2キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります.
火口から概ね2キロメートルの範囲では,
弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です.

9/10発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
浅間山では,7月頃から火山性地震がやや多い状態で推移し,
8月5日以降,さらに増加しました.
8月10 日,11 日及び14 日にはごく小規模な噴火が発生し,
火山ガス放出の多い状態が続いているなど,
山頂火口で熱活動の高まった状態が続いています.
火口から概ね2キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります.
火口から概ね2キロメートルの範囲では,
弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です.

8/10発表 火山活動解説資料より
[pdfファイル]
群馬県の協力により行った上空からの観測では,降灰は認められませんでした.
前回の観測(2008 年7月24 日)と比較して,噴煙の量はやや多くなっていましたが,
火口内の地形に大きな変化はありませんでした.


噴火予報・警報 第1号 (2008/8/8 15:00発表)
<浅間山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2,火口周辺規制)を発表>
火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性
<噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引上げ>

(気象庁発表の浅間山噴火予報へ)

8/8発表 火山活動解説資料より[pdfファイル]
7月頃から,火山性地震がやや多い状態で推移しており,
8月5日以降,さらに増加しています.
6日と7日には1日あたり100 回以上の地震を観測しました
(日地震発生回数が100 回を超えたのは2006 年2月以来).
また,同時期から火山性微動もやや多い状態が続いています.


2008年7月火山活動解説資料より[pdfファイル]
火山性地震及び火山性微動の回数のやや多い状態で推移しましたが,
噴煙の状況や地殻変動など他の観測データに特段の変化はなく,
火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められません.


火山噴火予知連絡会会見資料(pdfファイル)
2008年2月15日発表

地震火山月報(防災編)2007年の日本の主な火山活動(pdf)
2007年の浅間山の火山活動(pdf)
2008年1月21日気象庁発表

2007年12月1日に噴火予報が発表されます.
「12月1日に発表する噴火警報及び噴火予報について
-発表対象火山及び発表時刻のお知らせ-」
2007年11月26日気象庁発表

噴火時等の避難体制に対応した火山情報の改善について
2007年6月7日報道発表

火山活動状況に関して噴火時等の避難行動等を踏まえ区分された
新しいレベルの名称について
2007年6月7日報道発表

火山噴火予知連絡会会長会見(定例) 2006年11月14日報道発表

浅間山の火山活動は静穏な状態になりました.
<火山活動度レベルが2から1になりました>(2006年9月22日)

これにともない定期的な火山観測情報の発表は終了とのことです.

2006年浅間山構造探査の実施について(2006年10月6日気象庁報道発表)

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