授業アンケート(物化III, 2022)

信州大では授業の内容や方法の改善のため、授業アンケートを実施しています。

アンケートの意見と、対応について述べます。

回答率 27/35 (77%)

2. 授業目標に到達しましたか
(1強くそう思う 11%) (2そう思う 78%) (3どちらでもない 7%) (4そう思わない 4%) (5全くそう思わない o%)

3. シラバスは役に立ちましたか
(1強くそう思う 7%) (2そう思う 59%) (3どちらでもない 26%) (4そう思わない 0%) (5全くそう思わない 0%)

4. 適切な授業外学習が課されましたか
(1強くそう思う 44%) (2そう思う 52%) (3どちらでもない 4%) (4そう思わない 0%) (5全くそう思わない 0%)

5. 一週間あたりどのくらい授業外で学習しましたか
(30分未満 11%) (30分以上1時間未満 44%) (1時間以上2時間未満 37%) (2時間以上3時間未満 4%) (3時間以上 4%)

6. あなたの態度はよかったですか
(1強くそう思う 15%) (2そう思う 67%) (3どちらでもない 19%) (4そう思わない 0%) (5全くそう思わない 0%)

7. 授業の一連の経験を通して、達成感を得ましたか
(1強くそう思う 11%) (2そう思う 78%) (3どちらでもない 11%) (4そう思わない 0%) (5全くそう思わない 0%)

8. 授業は自ら考える姿勢を身につけるのに役立ちましたか
(1強くそう思う 19%) (2そう思う 78%) (3どちらでもない 4%) (4そう思わない 0%) (5全くそう思わない 0%)

いずれも、理学部平均に比べ [1] は少なく、[1],[2]の合計は多い、という結果でした。

4. の授業外学習は[1]が非常に多かったです。豆テスト、お疲れ様でした。

想定した学習時間(週 1~1.5時間)は学習してくれているようでよかったです。

9. できるようになったことや学んだことを入力してください。

学生さんの記述 教員のコメント
・ エントロピーなどの意味からちゃんと理解することができた。
・ 熱力学の基礎とその化学への応用について理解できた。
・ 熱力学諸法則について学んだ
・ エントロピーなどの説明
・ エンタルピー、エントロピーの概念を理解することが出来た。
・ エントロピーやエンタルピーについて理解できた。
・ 熱力学の基礎的な公式が扱えるようになった
・ 温度圧力体積から気体の状態を考えられるようになった
・ 実験などで、数値の結果を理解できた。
・ エントロピーやエンタルピーについて
・ 熱力学の3法則について理解すること
・ 熱力学の基礎や諸概念を習いました
・ 熱力学について知ることができた。
・ エンタルピーやエントロピーなど熱力学についての考え方を学んだ。
授業の達成目標『エントロピーを始めとする熱力学の諸概念を理解する』が達成できたようで、よかったです。

10. この授業を受けて、あなたにとって最も価値があったもの・ことを書いてください。

学生さんの記述 教員からのコメント
・ 化学反応の際のエンタルピー変化やエントロピー変化についても学ぶことができた。
・ 高校物理でやった熱力学をより深く理解できたこと
・ 式の導出
・ 丁寧な導出で式に対する理解ができた。
・ エントロピーについて知ることができたこと
・ 表しているものが、何を表しているのか知ることができた。
・ 実際に計算したり、反応を見たりしたこと。
熱力学は、様々な化学プロセスを考える上で役立つ学問と思います。その概念を学び取ってもらえたことは良かったと思います。
・ 豆テストや余剰問題を通して復習を行ったことで理解が深まったこと。
・ 余剰問題などを通して、自ら考える姿勢がより身についたと思いました。
・ その授業のあった日の内に豆テストを通じて復習する大切さ。
・ 熱力学は苦手意識が強かったが、豆テストなどで復習しながら理解を深めることができた。
豆テストや演習問題を解くことが内容の理解に役立ったようで、よかったです。
・ 実際に授業の中で実例を見ることができて理解が深まった。
・ 演示実験によって知識を実感できたこと
・ 演習実験を見て理解を深めること
・ 演示実験で実感を伴う授業
・ 授業のときに実際に小さい実験などを行っで良いでした
演示実験が理解の役に立ったようで、良かったです。

11. この授業をよくするための意見を入力してください。

学生さんの記述 教員からのコメント
・ 板書が主な部分と補助的な部分でわかりにくいところがあったので、オンラインで黒板の制約があると思うが分けて書いて貰えるとさらに理解しやすくなると思う。
・  板書を消すのが早くてノートが間に合わないことが多かったです。
・ 黒板を消すのが早いのでもう少しだけ待っていただきたいです。
「板書が消すのが早い」は昨年も言われていたのに、十分改善できませんでした。よく留意します。

補助的な部分と、本論も板書で切り分けるように留意します。

・ 豆テストが毎回の授業の良い復習ができ良かった。
・ 余剰問題、豆テストの緻密な解答の返答、本当にありがとうございました。自分で考える機会をいただきありがとうございました。
内容の理解に役立ったようで、よかったです。
・ 豆テストを授業中に出すのが難しかったです。
・ 授業自体の内容ではないが豆テストを前日のうちに出してほしかった。(オンラインの時に印刷してから大学で授業を受けて解答したいため)
豆テストの時間配分は毎回苦労しています。さらに「ハイブリッド」形式なので、このあたりの対応は苦慮しました。
ハイブリッド対応も含め、少しやり方を考えます。
・ 基礎的な内容の重点的な解説があって理解しやすかったです。 理解できることがなにより重要です。
・ 実験によって具体例を示してくれたのは、物理化学は数式が多いのでイメージが沸いてとても役立った。
・ 実際に動きを見られるような実験が行われた点は実感を伴って理解するのに役立った。
・ 実際に実験で現象を見たりすることができよかった
・演示実験はとてもわかりやすくてよかったです。
熱力学は「実際の現象」を扱っている学問なので、現象と理論を結び付けることが肝要と思います。なかなか難しいのですが、演示実験がそのような理解につながったようでよかったです。
・ どこからが前の授業の内容でどこからが新しい内容なのか書いて頂けると板書がしやすくなると思った。 冒頭、「先週までの振り返り」を入れていますが、もう少しその日の内容との切り分けをはっきりするようにします。
・ 豆テストが去年のやり方と結局あまり変わらなかった気がした。けれど、何も見ずにやってみようという意欲は去年よりも高かったと思う。 豆テストは毎年少しづつ変えていますが、教えている内容は同じなので、似たような内容になりますね。それに気づけたのは昨年の努力が今年に生きていたということだと思います。
・ 試験方法が2回で、点数は高い方の0.65%+低い方の0.35%だが、この方法では1回目と2回目の難易度に差があると点数の取れ方では単位をかなり落としやすいので、どちらかで六十点以上取れた場合は単位を認定すべき。また、試験の難易度に差がつかないようにすべき。 「どちらかで60点取れば合格」としてしまうと、「1回目は捨てる(勉強しない)」という人が出てくるので、このような方法を取りました。また、難易度に差をつけたわけではなく、1回目と2回目を連動した試験とし、2回目の試験では、1回目で出題した題材を再び出題したり、1回目の内容を発展させた問題を出しました。それにより、各人の理解が進むことを狙いました。単位が取れた人は、2回の試験を通して、多少でも「わかった」という感覚が得られたのではないでしょうか。

なお、豆テスト分の加点もあり、「どちらかの試験で60点以上取った人」は今回は全員合格しています。