解答
熱機関とは、[熱]が[温度の高い物質]から[温度の低い物質]へと自発的に流れる現象を利用し、その一部を仕事として取り出す装置の総称です。
熱機関の最大効率 η (熱機関がする仕事を、熱機関が高温源で受け取った熱で割った割合)は、動作する 2 つの温度だけで決まります。
... (20.34)
温度が K 単位であることに注意して、温度を代入していきます。
- 25 atm の場合
η = (496.15 K − 293.15 K)/(496.15 K) = 0.409 - 1 atm の場合
η = (373.15 K − 293.15 K)/(373.15 K) = 0.214
というわけで、効率は一般に温度差が大きいほど大きくなります。
式中の温度の単位は K です。
°C 単位の温度をそのまま代入すると、効率は全く異なった値になってしまいます。注意。
°C 単位の温度をそのまま代入すると、効率は全く異なった値になってしまいます。注意。