- 新入生ゼミナール(特別クラス)
地質学入門ゼミナール
【授業のねらい】
理学部では信州の豊かな自然、歴史と伝統の中で、調和の取れた自然観を育み、基礎的な研究を通して、豊かな学識と将来の複雑、多様な社会変化にも対応できる能力の育成を目指すというコンセプトのもとで、教育をおこなっています。この授業は、信州の恵まれた環境の中で、より積極的な学習意欲をもった学生をより多く育成するのが目的です。そして、地質学ゼミナール(入門編)を通じて、地球環境の問題を能動的に発掘・発見する力、知的好奇心をはぐくみ、積極的な問題意識を重視する学生を育てます。
【授業の概要】
ゼミナール(談話会)は、研究・教育分野ごとに分けられた6つの談話会、すなわち「岩石鉱物・地球化学」、「岩石・マグマ」、「地層解析」、「層位・構造地質学」、「第四紀学・火山学」、「地殻変動」談話会から構成されており、それらのゼミナールに参加することにより、問題を能動的に発掘・発見する力や、基礎理学の知見をより深めます。そして、ゼミナールにおいて、学生同士、院生、そして教員とお互いにコミニュケートすることにより、コミニュケーション(相互理解)の能力を高めます。また、ゼミで得られた知識を、基礎理学版Wikipediaなど活用し整理し再構成することにより、地質科学における知見をより一層深めます。なお、1年次から履修記録(ポートフォリオ)を課し、演習形式をとおして必要な知識や技能を修得し、学習の達成状況を確認しつつ、学習の課題と目標をより明確化することに努めます。
【授業計画】
1.岩石鉱物学・地球化学入門ゼミナール
2.岩石・マグマ入門ゼミナール
3.地層解析入門ゼミナール
4.層位学・構造地質学入門ゼミナール
5.第四紀学・火山学入門ゼミナール
6.地殻変動入門ゼミナール
7.基礎理学版Wikipediaなどの作成演習
- 環境論特論A・B・C・D
○ 基礎理学総説演習
【授業のねらい】
地質入門ゼミナールおよび基礎ゼミナールで発掘した様々な課題の中から最も興味ある題材について自主的に学習を進めて行きます。この演習を進めるに当たり、上級生(ティーチングアシスタントやメンター)と相談あるいは意見交換をすることができます。地球環境や地球科学に関する問題を発掘して解決しようとする積極性と、豊かな知的好奇心が求められます。この演習授業は、様々な課題に積極的に取り組み自力で解決する学生を育成するのが目的です。
【授業の概要】
選択した題目についてレポートをまとめる。レポートは、数回の発表をへて理学部Wikipediaへ掲載します。基礎的事項から先進話題に関わらず次の点に留意して下さい。地球科学や地球環境に関する様々な現象について、具体性を持たせること。写真、ビデオ、模式図、図表をできる限り盛り込んでほしい。取材では、信州大学の恵まれた立地条件を生かし、あるいは大学の施設や設備を利用してください。理学部学生メンターや教員を十分活用することを薦めます。
【授業計画】
1.選択課題の打ち合わせ
2.関連細目をリストアップし学習範囲を決める
3.必要な書籍、論文を収集
4.課題細目の写真や図表を作成および必要な基礎実験をおこなう
5.理学部Wikipedia作成
- 環境論特論E・F・G・H
○ アドバンスト実習・実験
【授業のねらい】
基礎知識を実践に応用する能力、研究遂行能力、問題発見および解決能力を養います。また、自発的な探求心を高めることもねらいの一つです。
【授業の概要】
アドバンスト実習として、通常の実習・実験とは異なり、未知の部分が多い地域で野外調査をおこないます。また、持ち帰った試料を適切な方法で分析します。具体的には、下記のいずれかのゼミナールで行われる、卒業研究や修士研究の学生・院生の野外調査に同行し、野外調査の諸々を実際に体験するとともに、教員から指導を受けます。必要に応じて試料を持ち帰り、問題解決のため、理学部に設置してある実験設備・装置を利用して室内実験を続行します。フィールドノート記録、実験結果と調査レポートを提出します。いずれの場合も、メンターやチューターの適切な助言、補助を受けながら進めていきます。
【授業計画】
1.岩石鉱物学・地球化学ゼミナール
2.岩石・マグマゼミナール
3.地層解析ゼミナール
4.層位学・構造地質学ゼミナール
5.第四紀学・火山学ゼミナール
6.地殻変動ゼミナール
いずれかのゼミナールで行われる野外調査あるいは実験に4つ以上参加する
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